宗教法人 鈴川キリスト教会

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。

2023年 9月 17日礼拝メッセージ要旨

2023年09月17日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙10:19〜39
「神に近づく」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣


 私たちを愛して下さる神様は、私たちから遠く離れたお方では無く、私たちが大胆に近づくことの出来るお方です。ヘブル書にはここまで、キリストによる罪の赦しの必要性と身代わりのいけにえの完全であることが丁寧に書かれていました。今日の箇所からは、知識は行動に移されたときに初めて意義を持つこと、教理は生活とならなければならないことが語られています。
1, 神に近づく(19〜22節)
・イエス様の血によってまことの聖所に入ることが出来るように、すべてが用意されている
のですから、大胆に確信をもって神の御前に近づこうではないかと勧められています。
・十字架上で神の御子が流された血によって切り開かれた道、成し遂げられたわざの一つ一つを思うとき、私たちはただ礼拝と感謝の思いを持って神の御前に近づくのです。
2,全き信仰(22-25節)
・「全き信仰をもって、真心から神に近づこうではありませんか。」(22節)と呼びかけられています。神の御前に近づくとき大切なのは、純真で真実な砕かれたたましいです。
三つの励まし。
(1)「しっかりと希望を告白する。」(23)自分の信仰を証しすることです。
(2)「互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合う。」(24)
(3)「かえって励まし合い、かの日の近づいているのを見て、ますますそうする。」
かの日はキリスト再臨の日のことです。
3,確信を持つ(26-35節)
・背教者たちと、信仰の戦いを勝ち抜いた人たちとの両面からの勧め。
(1) 警告。主に背いた人たちは、神の真理を否定し、神の御子を踏みつけ、恵の御霊を侮っている。そこには祝福の生活はけして生まれてこない。
(2) 奨励。信仰の勇者たちを覚える。迫害の中にあっても、最後まで耐え抜いた信仰の勇者達は、数々の信仰の恵と実をあかししました。
・逆境と不遇の中にある人たちの相談相手になり、仲間になる人もいました。
・また、捕らえられている人々への暖かい思いやりを忘れませんでした。(34)
・財産を奪われても喜んで忍びました。
・天に報いの約束を信じて、確信を持ち続けました。
4,目標を目ざして一心に走る(36-39節)
・過去の迫害と試練、現在の背教、未来に対する不安の中で、信仰者達に求められるものは、
「忍耐」であり、終わりの日を目指して信仰の走路を完走することでした。
「もうしばらくすれば、来るべき方が来られる。おそくなることはない。わたしの義人は信仰によって生きる。もし、恐れ退くなら、わたしのこころは彼を喜ばない。」(37,38)
私たちも、終わりの日を目指して、与えられた道を一心に走りましょう。

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2023年 9月 3日礼拝メッセージ要旨

2023年09月03日 | 礼拝メッセージ
ヘブル人への手紙10:1〜18

「罪の赦し」

鈴川キリスト教会牧師

川崎 廣

 私たちの内にある罪の呵責は、私たちを苦しめ、なかなか取り除くことが出来ません。これは、今にはじまったことではなく、昔から解決を求められた課題でした。
1, 旧約時代のこと(1〜4節)
・人々は罪の赦しを得るために小羊などの動物を連れてきて祭司のところに行き、その動物を献げました。そして、神様に受け入れていただける者となることを望んだのです。
・しかし、いけにえによって神に近づく人を完全にすることはできませんでした。かえってささげ物によって罪が年ごとに思い出されて、動物の血では罪を除くことが出来なかったのです。
2,キリストによる罪の赦し(5-10節)
・神様の心が、詩篇40編を通して示されています。
・人の罪の赦しのために、動物のいけにえではなく、ご自分のひとり子であるキリストが、
肉体を持って生まれるようにしてくださいました。
・イエス様が、罪のためにいけにえとして十字架にかかってくださった今、旧約における
いけにえの制度は廃止されました。
・私たちは、自分の罪が赦されたので、その解放とよろこびがあり、そのために主を礼拝し、
主にお仕えするのです。
3,信仰による罪の赦し(11-18節)
・祭司の務めによっては、罪を除くことができません。
・キリストは、一つの永遠のいけにえとしてご自分をささげられました。
 キリストが十字架につけられたとき、私たちの罪をすべて負われました。
私たちがキリストを信じたときに、すべての罪が赦されました。過去に犯した罪だけでは
なく、現在犯しているかもしれない罪、これから犯すかもしれない罪、過去、現在、未来
 のすべてが赦されたのです。
・私たちが神様の前に近づくために必要な聖めは、キリストが十字架につけられたことに
よって、すべて行われました。
・罪の赦しを受けた者に与えられている新しい生き方は、神の律法が私たちの心の中に
置かれると言うことです。
・主を信じたすべての人に、聖霊が住まわれます。キリストが内に住み、キリストが住んで
おられることによって、神の律法が成就しています。
・ご聖霊によって神のみ声を聞き、生きている神を知り、神に従うときに、肉の行いを殺す
ことができるのです。
・聖霊が与えられている私たちは、キリストとの個人的な関係の中で戒めを守っています。
・「罪の赦し」は、その罪が思い出されないようにすることによって、初めて成り立ちます。
・罪責められるときには、十字架のみわざを受け入れましょう。

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