1ペテロ5:1〜14
思い煩いを神にゆだねる
鈴川キリスト教会顧問牧師
川崎 廣
私たちの教会生活について、ペテロの勧めの言葉です。
1,長老たちへ(1-5)
・ 長老とは、教会の役職に就いている人のことよりも、信仰生活の経験が深い年長者と考えられています。
・ ペテロも同じ長老の一人として、またキリストの苦難の証人として、主からの栄光に預かる約束を受けたものとして勧めています。
・ 神の羊の群れを牧するようにとの勧めです。
・強制されてではなく、 神に従って、自分から進んでする。
・卑しい利得を求めないで、 心を込めてする。
・支配するのでなく、 群れの模範となる。
・ そうすれば「良い牧者」であるキリストの再臨の時に栄光の冠を受けます。
2,若い人たちへ(5a)
・ 群れの長老たちに従うように勧められています。
3,全ての信徒へ(5b-11)
(1) 互いに謙遜を身につけるように。神はへりくだる者に恵みを与えられる。神はちょうどよい時に高くしてくださいます。
(2) 神を信頼する。思い煩いをいっさい神にゆだねる。そうすれば神が心配してくださいます。
(3) 身を慎み、目を覚ます。悪魔の働きに注意し、堅く信仰に立って立ち向かうことが必要です。
(4) 勝利の確信を持つ。恵みの神は、やがて完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。
4,終わりのあいさつと祝福の祈り(12-14)
・ 真の神の恵みにしっかりと立つように。
・ 婦人やマルコからのあいさつ。
・ 祝福の祈り。
分かち合いのために
・ 主を中心とした共同体の中でも、大切な秩序があります。
・ それぞれが配慮すべき事を考え、互いに分かち合いましょう。
今週の聖句
あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。
どうか、神のご支配が世々限りなくありますように。アーメン。 (1ペテロ5:10,11)