2012年4月15日礼拝メッセージ要旨

　　　　　　　　　　　　　　　～異邦人の救い～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴川キリスト教会顧問牧師　川崎　廣 　
使徒10:24-48
　　　　　　　　　　　　　　　
　ある人々は、キリスト教と聞くと、すぐ外国の宗教だと敬遠します。しかし、仏教にしてもその他の宗教にしても、日本古来の宗教ではないものがほとんどです。ですから、その宗教が外国から伝わってきたかどうかが問題なのではなく、人間に真の救いをもたらしてくれるかどうかが問われます。この世界の創造者である神様は、最初、ユダヤ民族を通して、ご自身について示して下さいました。そして、ユダヤ民族の中から、救い主イエス様をこの世界に遣わして下さいました。ですから、神様の愛は、ユダヤ民族にのみ注がれていると考えていたのです。しかし、神様は、ごく一部の民族や、人々だけではなく、全世界の人々を愛しておられます。
　最初の教会の指導者のペテロに、夢を通して、神様の愛は全世界の人々に及ぶことを示して下さいました。そしてその恩恵を受けることになったのは、コルネリオというローマ軍の百人隊長でした。主イエス様を信じた異邦人は、ユダヤ人と同じように、救いを経験し、聖霊の賜物を受けました。
　この後、イエス様の愛のメッセージは全世界の人々に伝えられるようになったのです。

分かち合いのために
1、百人隊長のコルネリオの家には、どのような人々が集まっていましたか。（24-27節）
2、ペテロの話を要約してみましょう。　（28-43節）
3、ペテロの話を聞いていた人々に、どのようなことが起こりましたか。　（44-48節）
4、私たちの親族や親しい友人を、イエス様にお導きできるように、互いに祈り合いましょう。

今週の聖句
　どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられるのです。神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。　(使徒 10:35,36)