2015年1月1日元旦礼拝メッセージ要旨

　　　　　　　　　　　　　　　～互いに愛し合う主の弟子～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴川キリスト教会　顧問牧師　川崎　廣
ヨハネ13：31-38

　　　　　　　　　　　　　　明けましておめでとうございます。
　私たちの家族や友人、周囲の人々と互いに信頼し合い、愛し合い、仕え合う生活をいつも体験できたらどんなに素晴らしいことでしょうか。実は、この世界の創造者である神様が、最初の人間を造られたとき、そのように生活できるように神様に似せて造られました。多くの人々はキリスト教を愛の宗教だと言いますが、神様はまさに愛なるお方です。その愛の神様に似たものとして、人間は創造者である神様を愛し、神様によって造られた人間同士が互いに愛し合い、信頼し合い、仕え合う生活を生きることができるようにしてくださいました。
　ところが、最初の人間、アダムとエバが、神様に逆らって、神様から離れてから、人間の世界に憎しみや、恨みや、不信感が入り込んできて、なかなか、互いに信頼し、愛し、仕え合うことができなくなったのです。しかし、創造者である神様は、このような人間をも愛してくださり、独り子のイエス様をこの世界に救い主として遣わしてくださいました。
　イエス様は、救い主として十字架にかかり、まもなくこの世を去って行こうとしているときに、「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」　(ヨハネ 13:34）と言われて、ここに新しい戒めとして互いに愛し合うことを求められました。
　イエス様を信じる人は、神様との関係が新しくなり、神様に似るものとして造られた私たちの人格が罪の影響から解放されて、神様に最初に造られたときのように、互いに愛し合うことができるようにされるのです。これは、私たちの内に、神様による再創造がなされることなのです。なんと感謝なことではないでしょうか。クリスチャンが、互いに愛し合うことを実践するときに、それによって、多くの人々は、クリスチャンがキリストの弟子であることを認めるようになります。
　イエス様の新しい戒めを実践することに、チャレンジしましょう。

今週の聖句
　「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。」　（ヨハネ 13:34,35）

2014年12月28日礼拝メッセージ要旨

　　　　　　　　　　　　　～福音にふさわしい生活～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴川キリスト教会　顧問牧師　川崎　廣
　　　　　　　　　　　　　　　　
ピリピ 1:27ー30
　イエス・キリストを信じるクリスチャンとして、ふさわしい生活とはどのような生き方でしょうか。パウロはピリピのクリスチャンに手紙を書いたとき、「あなたがたは霊を一つにしてしっかりと立ち、心を一つにして福音の信仰のために、ともに奮闘しており、また、どんなことがあっても、反対者たちに驚かされることはないと。」　（ 1:27,28）と書きました。これは特にクリスチャンに反対する人々の多かった初代教会のときに、どのように生活するかを助言しています。
１，霊的な一致
イエスキリストを救い主と信じる信仰により、新しいいのちを与えられ た人として、また神様を中心とした家族の一員のように生活することで す。
２，ともに奮闘する
福音の信仰のために心を一つにして、困難を乗り越える協力体制。
３，励まし合い
困難なときにこそ、愛し合い励まし合うことが有効です。
４，労苦をも喜ぶことができる希望
信仰者は、この世ばかりではなく、永遠の希望が与えられていることを 思い、困難をも喜ぶ信仰が与えられている。
　福音にふさわしい生活は、神の国の国民としての生活です。天国に国籍を持つものとしての生活の先取りができることは、なんとすばらしいことではないでしょうか。

分かち合いのために
あなたにとって、福音にふさわしい生き方とは、どのような生活ですか。分かち合いましょう。

今週の聖句
　ただ、キリストの福音にふさわしく生活しなさい。そうすれば、私が行ってあなたがたに会うにしても、また離れているにしても、私はあなたがたについて、こう聞くことができるでしょう。あなたがたは霊を一つにしてしっかりと立ち、心を一つにして福音の信仰のために、ともに奮闘しており、また、どんなことがあっても、反対者たちに驚かされることはないと。それは、彼らにとっては滅びのしるしであり、あなたがたにとっては救いのしるしです。これは神から出たことです。　（ピリピ 1:27,28）