２０２２年６月１９日礼拝メッセージ要旨

ローマ7:7-25
　　　　　　　　　　　　　

律法の力、罪の働き

鈴川キリスト教会牧師

川崎　廣

　この世界を造られた神様が与えられた律法は、本来、人間の幸せを思って与えられたものです。しかしそれによって、人間の罪が明らかになり、罪のゆえに死に向かっている者であることが明らかになったのです。
　パウロは、自分の生活をふり返って、律法を守ることで聖められようとすると自分の内に、二つの存在が対立しあっていることを経験しました。

（１）肉なる自分
罪に支配されている自分、パウロは自分に深く根ざしている罪の性質を認
め、それが罪を犯させると意識していた。ーーーー罪の原理

（２）内なる人
キリストによって新生した人、ーーーー神の律法を喜ぶ原理

（３）このことの解決はあるのか
それを解決するのは、御霊によって仕える生き方です。

分かち合いのために
・あなたは、パウロと同じようなことを経験しましたか。どのように対処したらよいでしょうか。分かち合いましょう。

今週の聖句
　私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。私たちの主イエス･キリストのゆえに、ただ神に感謝します。ですから、この私は、心では神の律法に仕え、肉では罪の律法に仕えているのです。(ローマ 7:24,25)

２０２２年６月５日礼拝メッセージ要旨

使徒2:1〜21
　　　　　　　　　　　　

ペンテコステ

鈴川キリスト教会牧師

川崎　廣

　
　人間の人生を変えるものは、イエスさまとの出会いです。それも、ただ単に歴史上の人物としてだけではなく、救い主また主としてのイエスさまとの出会いです。救い主また主としての出会いは、自分の罪を認め、私の罪のために十字架に身代りの死を遂げて下さったイエスさまを信じる時に始まります。三日目に復活されたイエスさまは、罪を赦して下さるだけでなく、私たちが罪の奴隷状態から解放されて、新しく生きるいのちを与えて下さいました。そして聖霊により、神様のみ旨を喜び、聖く正しく、力強く人生を生きる生涯を与えて下さいます。主イエス様が復活されたとき、約40日にわたって、弟子たちに現われて下さいましたが、この時に、エルサレムにとどまって聖霊が与えられるのを待つように約束されました。この聖霊の満たしは、弟子たちが心を合せて熱心に祈って約束を待っていた時に与えられました。
　イエスさまが復活されて50日目のペンテコステに、弟子たちに、祈り待ち望んでいた聖霊が下りました。このことは弟子たちを力づけ、彼らは、見違えるように元気になり、イエスさまの福音を大胆に宣べ伝え始めたのです。
聖霊に満たされた人々は、預言者ヨエルの言葉を引用して、終わりの日にどのようなことが起こるかを、はっきりと伝えました。
　　その第一は、聖霊がすべての信徒に注がれることです。そうすると、若者も老人もすべて主の、主の働きに役に立つ者と変えられるのです。そして、さらに、主の不思議なわざが起こると約束されています。世界各地にすでに多くの主の不思議なわざが起こっていますが、日本にもそのことがおこると期待できます。さらに、「主の御名を呼ぶ者は、みな救われる。」といわれています。
　　ヨエルは、「初めの雨と後の雨」について語っています。（ヨエル2:23）初めの雨が大雨として降ったように、ペンテコステで聖霊が激しく降りましたが、いままさに後の雨が激しく降るように、ご聖霊の著しい働きにより、多くに人々が主に立ち返るようになると理解することが出来ます。
私達は、聖霊に満たされ、聖霊に導かれる者として、終わりの日に起こる主の働きに役立つものとなりましょう。
　
分かちあいのために
(1) 五旬節の日(ﾍﾟﾝﾃｺｽﾃ)に、 聖霊に満たされた人々は、周りに人々からどのように思われていま　　したか。(13,15節)
(2) ペテロは、ヨエルの預言を引用して終わりの日に何が起こると語りましたか。(19-21節)
(3) 今の時代について、主が御聖霊によって、あなたに教えておられることはどのようなことでしょうか。互いに分かちあいましょう。

今週の聖句
　神は言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。（使徒2章17節）