２０２２年７月３１日礼拝メッセージ要旨

ローマ9:1〜33

神のあわれみと恵み

　

鈴川キリスト教会牧師

川崎　廣

　
　神様の選民である、イスラエル人を後回しにして、異邦人である私たちが救いの恵みを受けたのは、神様のあわれみの結果です。

１．同胞の救いを願うパウロの思い（1〜5節）
　異邦人への使者として、仕えていたパウロであったが、その思いはいつも同胞の救いに向けられていた。
２．旧約聖書を通して示された神の選びの計画の確かさ（6〜13節）
　肉の子どもがそのまま神の子どもではなく、約束の子どもが子孫と見なされる。
３．みこころのままにあわれんでくださる神（14〜18節）
　事は人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によることを明確にしている。
４．異邦人へのあわれみ（19〜29節）
　神は、あわれみの器として、ユダヤ人の中からだけでなく、異邦人の中からも召してくださった。
５．行いではなく信仰による義（30〜33節）
　異邦人があわれみを受けたのは、行いによる義ではなく、信仰による義を求めたからであった。

　私たちの救いは、私たちに何か優れたところがあるからではなく、神様の一方的なあわれみによることをいつも覚えて、感謝して主に従うことが大切です。
　
分かち合いのために
あなたに対する神様のあわれみ（愛）を覚えて、分かち合いましょう。

今週の聖句
　神はモーセに、「わたしは自分のあわれむ者をあわれみ、自分のいつくしむ者をいつくしむ。」と言われました。したがって、事は人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのです。(ローマ 9:15,16)

２０２２年７月１７日礼拝メッセージ要旨

ローマ8:18〜39

勝利の希望

鈴川キリスト教会牧師

川崎　廣

　
　主イエス様は、クリスチャン一人一人に、聖霊に導かれた勝利の生活を約束してくださいました。
１．被造物の解放（18〜22節）
　最初の人間が、罪を犯して以来、被造物も虚しいものとなってしまいました。
　被造物も罪の影響から解放されるのを待ち望んでいます。
２．クリスチャンの希望（23〜25節）
　聖霊に導かれて生活するクリスチャンの贖いが完成するのは復活のときです。　
３．ご聖霊によるとりなし（26〜27節）
　ご聖霊はどのように祈ったらよいかわからない弱い私たちのためにとりなしの祈りをし
てくださいます。
４．キリストと同じ姿に（28〜30節）
　神様は、クリスチャンを最善に導き、御子と同じ姿にかえてくださり、義と認め、栄光
を与えてくださいます。
　パウロは、クリスチャンには聖霊によって、勝利の希望が与えられていることを、はっきりと語っています。クリスチャンは、この世界の創造者である神様の御子イエス・キリストのいのちと引き替えに救われたものです。このようにして新しい人生に導かれた人は、神様の愛の中で圧倒的な勝利を約束されています。
１．神が味方となってくださる（31〜32節）
２．誰からも訴えられない（33〜34節）
3．誰が私たちをキリストの愛から引き離すのか。(35〜36節)
4．私たちはキリストにあって圧倒的な勝利者です。(37節)
５．どんなものも私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、引き離すことはできない。(38,39節)

　
分かち合いのために
(１)あなたの将来に対する希望は何ですか。
(２)神様があなたの望んでおられることを、具体的にどのように成し遂げたいですか。分かち合いましょう。
　
今週の聖句
　神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(ローマ 8:28)

２０２２年７月３日礼拝メッセージ要旨

ローマ8:1-17

御霊に導かれて生きる

鈴川キリスト教会牧師

川崎　廣

　順調なことばかりではなく、思いがけないことや、誘惑の多いこの世界で生活するクリスチャンの特徴は、御霊に導かれて生きる生活です。
　パウロは、御霊に導かれて勝利の生活をすることについて書いています。

（１）キリストによるいのちと御霊の原理が死と罪の原理から解放した。
「いのちと御霊の原理」すなわち私たちにいのちを与えまた罪に勝つ力を与えて下さる、神の御霊の支配と権威と力によって「罪と死の原理」から解放された。
神は、御子イエス・キリストをこの世界に人間の姿で送られて、十字架の 死によって、罪の解決をしてくださった。（1-3）

（２）肉に支配されている生活と御霊に支配されている生活
　肉に従わず御霊に従う人には律法の要求が全うされる。
神の御霊が内に住んでいるなら、御霊の内にいるのです。（4-9）

（３）御霊に従う生活はいのちに満ちた生活です。
　現在の生活においても、神の御国にあっても（10-11）

（４）御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。
　この世界の創造者である神様を「お父さん」と呼んで生活で出来る。
神の子どもであるなら、キリストともに神の共同相続人です。(12-17)

分かち合いのために
・あなたは、毎日の生活の中で、御霊に従った生活をすることをどのように努めていますか。分かち合いましょう。

今週の聖句
　こういうわけで、今は、キリスト･イエスにある者が罪に定められることは決してありません。なぜなら、キリスト･イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。(ローマ 8:1,2)