未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle






ファイトソング』を観ている。

清原果耶」目当てだ。

先週の第7話の清原果耶は、圧巻だった。

始まってすぐのシドロモドロにウロタえている様が、ハマっている。

これ、脚本もそのままなのであろうか?

流石に清原果耶と言えども、この全てがアドリブで出来るとは思えない。

だが、誰でも演じられるようなシーンではないし、このシーンをこれだけ清々しく演じられるのは、清原果耶以外にいない。

脚本には基本、セリフと若干の情景描写がある程度であろうから、おどおど振りは清原の発案なのか。

清原果耶なら演じてくれるだろうと、清原を信頼して書かれた脚本と、それに応えられた清原(そして監督や演出、さらに小さじ一杯の神の軌跡)により、この類い稀な愉快なシーンが出来上がった。

そして部屋に移動してからの清原は、これはもう、清原果耶にしか成し得ない奇跡だ。

終盤の頬をひくひくさせているあたりは、清原自身も意図的にやっているとは思えない。

練習して出来るものでもない。

あれは演じているのではなく、あのシーンの花枝に成り切っているからこそ、セリフとシーンの流れに沿って、花枝が辿るであろう感情と表情の起伏が、そのまま清原から溢れ出ている。

凛も魅力的だ。清原に負けていない存在感。気になって調べてみたら本業はシンガーソングライターらしい。

シンガーソングライターアクターに昇格だ。

役柄にピッタリ(ほぼ本人?)なのが有利に働いているとしても、清原と一緒に居てなお、輝いている。

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前期「アバランチ」を観ていた。

北香那」が良かった。

凄く良かった。

誰か北香那を知っている人に会ったら「アバランチ観てます?北香那、すごくいいですよね。」と、話したくなるぐらい、この気持ちを分かち合いたくて、誰か北香那を知っている人に逢いに行きたいくらい、北香那が良かった。

「アバランチ観てます?」
「今年40年ぶりに・・・」
「いや、ABBAの昼食シーンの話ぢゃないです。」
「・・・良く解りましたね。」
「元ネタ、『はみだしYOUとPIA』ですよね。」

そんな話の出来る相手がいないので、せめてもと、空想のお友達と話をしてしまったくらい、北香那が良かった。

恋せぬふたり」が始まって、北香那が出ていて喜んだ。

「わーい!」って感じだ。

でもね。ちょっと違和感。

あれ?主人公の実家の妹役?

あまり出番がなさそうな、正直、誰でも良いような役だ。

んー何故?アバランチ、観てなかったのか、このキャスティングした人は。

アバランチの時のような北香那がまた観たいとの欲望が、肩透かしを喰らった。

そんな感じだった。

だが、今日放送された第6話

なぜ、北香那がキャスティングされたのかが明らかになった。

もうね。北香那に「堪能された」。

ちょっと変だが「堪能された」って。

ディスプレイのこちら側から北香那を眺め、「堪能する」のとはわけが違う。

向こう側からこちら側に身を乗り出し、腕を口に突っ込まれ、心をグルグルとかき回され、無理やり堪能させられた。

そんな感じだ。

北香那は演技が上手いとか、そう言うのとは違う。

心が心臓にあるのなら、あばらの下から手を突っ込んで、直接、心臓を揉み解されているような、そんな衝撃が心を襲う。

「岸井ゆきの」ですら、普通に女優さんが演技しているように見えてしまうほどだ。

いや、でもさ、アバランチ観てから今回の配役を決めたのでは、遅いのではないか?

今日の「みのり」を北香那に演じてもらおうと、このキャスティングに結びついた、私の見逃している北香那がいるに違いない。

北香那になら、心臓を取り出して、喰べられても本望だ。

いや、その前に、もっと心をぐちゃぐちゃに踏み躙って欲しい。

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