上野公園からカヤバ珈琲を過ぎて谷中に向かう道の交差点を東に入った処に、数軒の古民家を改造した飲食店が在ります。ビヤホールやパン屋等が営業していてちょっとお洒落な一角です。
そこを右に行くと、突き当たりに庭付きの民家が在ります。
もう誰も住んでいないように見えます。
「丸善」の屋号を持っている家です。昔は商売をしていたのでしょうか?
その庭の話です。
初めて行った時にはまだ自動車がシートを掛けられないで置かれていましたが、これはもう数年動かした様子がありません。
その左側に朱色の文字が見えます。
蔦が絡んでよく見えなくなっています。
初めて行った時には「水組」としか読めませんでしたが、物知り読者さんから、それは江戸時代から続いた火消しの組織だと教わりました。
ということは、この「丸善」の屋号を持った家は、代々の頭領の家だったのでしょうか?と考えたものです。
これが「れ組」と出逢った最初です。
この話、続きます。