写真1 手にスコップ、足は畦の男性農業者。春、日曜日
写真2 モグラ穴多い畦 これを写真1の男性農業者が修復
写真3 新住宅建設が続く、都市圏農村。写真右に写真1の男性農業者
← Please click this green banner.
ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。
本日2014年03月16日は春の日曜日。
兼業農家が田や畑に出ると思われる。
予想どおり、田にトラクターや人が出ている。
その一人、耕土を畦に上げる男性、手にスコップ(写真1)。
現場に着き、なに、なさってんですか。
次のようにご教示。
そろそろ、田んぼに水を入れるので、畦を直している
特にモグラの穴が多く、上から踏み塞いでいる。
(見ると、畦にモグラ穴が多い。写真2)
穴は隣なり田んぼの畦へ続いている。
水は井戸でなく、用水路の水をポンプでひき入れる。
(耕すのは息子さんですか、と筆者が質問)
(少々強い口調で)息子はしませんよ、私です、
私の代で終わり、農業は。
(ご本人は1946年・昭和21年生まれ)
すなわち、農業後継者のいない兼業水稲農家、これが宅地化進行農村(写真3)の現実。
原因は何か、かつての地租改正・地主小作制・農地改革・連合国占領政策・食管制度・高度経済成長などの光と影を思う筆者。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月16日 撮影地:埼玉県幸手市