写真1 黄色花弁4枚、茎に白い毛、葉は羽状に裂けるクサノオウ
写真2 日当たりの良い林縁小崖に群生するクサノオウ
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本種・クサノオウは、茎丈30~80cmの多年草
各地の陽当たりの良い道端、空地、荒地などに群生
渡良瀬遊水地では林縁や荒地などに群生
葉は互生して羽状に裂ける
茎は中空で、折ると白汁が出て、すぐ橙黄色(オレンジ色)に変化する
この茎葉から出る橙黄色汁液は毒性が非常に強く、酩酊状態、嘔吐、昏睡、呼吸麻痺を引き起こす
皮膚に触れると炎症を起し、皮膚の弱い人は本種に触れるとかぶれる可能性がある
いずれにしても要注意
夏から秋に全草を刈り取り、天日乾燥させて生薬(白屈菜)とする
イボ取り、水虫、インキンタムシなど皮膚疾患、外傷の手当てなどに使用される
学名:Chelidonium majus var.asiaticum ケシ科 花期:5月・6月
引用・参考文献等:①「e-yakusou.com 薬用植物一覧表」 ②『渡良瀬遊水地の植物図鑑』18頁、(財)渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団
③Website『フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」日本語版』クサノオウ(最終更新 2010年11月12日 (金) 17:17)
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年05月04日 撮影地:栃木市・渡良瀬遊水地