恵比寿にある東京都写真美術館で上演が始ったガイアシンフォニーの最新作を見てきました。
登場人物は、
能楽師・人間国宝 梅若玄祥
能面打 見市泰男
天河弁財天社宮司 柿坂神酒之佑
ヴァイオリン製作者 中澤宗幸
ヴァイオリン奏者 中澤きみ子
カキ養殖業 畠山重篤・信 親子
第一線で活躍する方々が発する、存在感、気品、言葉の力にただただ圧倒されました。
自分の言葉で伝えることができず、とてももどかしいです。
映画の中に2011年3月11日の震災で流されてきた家の梁や柱で作製した
TSUNAMIヴァイオリンが出てきます。
製作した中澤さんは、
「楽器が演奏されるたびに、どうか人々の大切な思い出をよみがえらせて欲しいと願いながら」
作ったそうです。
古い楽器には、「豊かな記憶が刻み込まれ、蓄えられている」とも述べています。
ヴァイオリンの要となる魂柱には、話題になった「奇跡の1本松」が使われているのだそうです。
明治神宮で奉納演奏され、
さらに、中澤きみ子さん他が演奏する「からたちの花」というCDができました。
中に入っている曲は
からたちの花(ソロ)、浜辺の歌、ふるさと、芭蕉布、からたちの花(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)
このCDの収益金は、Classic for Japanが主催するヴァイオリン・リレー・プロジェクト
「千の音色でつなぐ絆」を通じて、東日本大震災復興支援金として寄付されるそうです。