笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

目線を切る

2009-03-10 21:57:44 | Weblog
先日から、セッターにボールを返すことを意識してレシーブをさせている。そのときに身体の動きやボールを見過ぎないことなどをしつこく言っていた。でも、それだけではできたり、できなかったりで子ども達にうまく伝わっていないようだった。
 過去の草野塾頭のブログにこういうのがあった。

どこ見てんだ!ボールを良く見ろ! 最後まで見るんだ!
そんな指導をどう思いますか?
腕に当たるまでボールを見ろ、って本気で言ってんですかねぇ!
当たる瞬間なんて0,01~0,1秒の動きです。
たとえ、見れてもどうすればいいのですかねぇ!
人間の反応はそこまで早くないはずです。

サーブレシーブの時は
ボールと、セッターと、アタッカーが
同時にボンヤリ見えるようにすることです。
ボンヤリ見えることに集中します。
「ここに、こんなボールが来るので、ここに、こんなボールを返す!」
という脳からの指令で、あとは体が自動制御されて動きだします。
腕に当たる瞬間は”アイカット!” 目線を切る!目線は返球目的地!

つまり、次への動作の判断のために「良く見る」こと!
判断したら、あとは体の自動化運動に任せること!
一瞬の動き(プレー)ほどそうすべきです!
見て、動く!なんて・・・・ゆっくりした動作なら可能です。

 昨日の練習では、「アイカット」「目線を切る」、そのことだけを子どもに伝えた。すると全ての子ども達がきれいに返球している。後援会の人がその場面を見ていたが、以前よりも良くなりましたねと言ってくださった。今まであれこれと言っていた自分、できないことを子どものせいにしていた自分が恥ずかしかった。的を得たことをアドバイスする、よけいなことを言わないことなど、指導の本質が少しわかったような気がする。子ども達も私もまだまだであるが、少しだけわかってきたように思う。すると、もっとバレーボールをしたくなる。私もそうだが、子ども達もとてもいい表情でバレーボールをしている。明日も日々努力。
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