笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

指導者の焦り

2009-05-26 23:09:27 | Weblog
 最近の私は、指導の原点を忘れているかもしれない。また、後援会の人たちに話した指導の理念を忘れているかもしれない。目の前の山(大会等)を登ることしか考えていなかったと反省している。頭では、わかっていても試合が近づいたり、子供たちを目の前にするとどんどん気持ちが焦ってしまっているなと先週までの練習では特にそうなっていたのかもしれない。そして、そのことが微妙に子供たちにもプレッシャーを与えていたのかもしれない。
 昨日子供たちに改めて試合でのことを聞くと、みんな緊張していたようだった。勝ちたい、勝たなければならないというような焦りや願望が緊張となってチーム全体が浮き足立ってしまったようだ。当然と言えば当然のことなのだが、そこをうまくほぐしながら、子供たちのパフォーマンスを最大限引き出すのが監督の大きな役目だったのだと思う。後援会長からの電話で、子供たちは緊張していたようですが、監督も緊張していたでしょうと言われた。図星だった。平静を装っていたが、子供たちにはプレッシャーをかけていたことには違いない。
 
 自然体研究会のメンバーの方の日記にこういうことが書いてあった。ハッと気づかされた一文であり、まさに私の指導に欠けているところだと痛感した。

「指導者は強い相手との試合で競り勝つために必要な動きを理解しているかという事だ。
つまり、その必要な動きの完成形こそがターゲットであり、草野先生が言われる『山』だったのだ。だから、勝とうとする相手が強くなれば、その分ターゲット(山)は高くなり、対応しなければならない局面が増える・・・裾野が広がるという訳なのだ。
 今まで私は、ターゲットとして試合の結果で設定していた。
それはそれで決して間違いではないと思うが、大事なのは、その結果に到達するのにチームとして必要な動きの完成形を具体的にイメージして、それに向けて必要な練習を積んできたかどうかだ。はっきり言って、私はそこができていなかった。
試合に向けた練習をしているつもりが、実は、練習のための練習を子供達にさせてしまっていたのだ。」

 自然体バレー塾in橋本の受講レポートの一文である。
 ただ、子供たちにプレッシャーをかけるではなく、試合に勝つため必要な動きづくりをしていなかったことを改めて反省している。昨日から必要な動きを意識した練習をしている。日々努力。
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