笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

言いたいことを言い合う

2009-05-16 22:17:19 | Weblog
 「言いたいことを言い合う」これが、きょうの練習試合での子供たちが立てたチームの目標である。他のチームは、サーブを入れることなどを目標にしていることが多かったが、うちの子供たちは、ここのところのテーマであるチームワークについて、具体的にどうするかを考えての目標だったのだろう。子供たちも自分たちの課題をしっかりおさえていることがわかった。
 実際の試合の中では、声をかけ合っていたと思う。また、私が試合間などにいろいろ言うのではなく、子供たちにとにかくしゃべらせた。それは、やらされているという感覚からの脱却であり、最終的には一番苦しいときに自分たちで乗り越えられる力、心と心の繋がりを強くさせたかった。
 全ての日程が終わった後に、ミーティングの中で次のようなことを話した。アタッカーがアタックを打つ時に、実際に打つのはアタッカーだが、みんなの気持ちをアタッカーに送って、みんなの力でアタックを打つような、そんなバレーボールができたらいいなということ。そして、それが、チームが一つになるということ。チームワークでバレーボールをするということ。子供たちにとっては難しい話だったと思う。しかし、チームワークのイメージとしてはそういうこともあると思う。それをどう具体的にするかが指導者の力量であると思う。そして、そのための作業が練習である。
 ある程度のチームの土台は固まりつつあることがきょうの練習試合でも確認できた。今後は、それをどのように固めていくかだと思っている。そう考えていくと、これからがチーム作りとしてのおもしろさであり、難しさでもあると思う。

  全日本の予選まであと1週間。しかし、目先のことにとらわれずに、子供たちと楽しいバレーボール、心と心の繋がりのあるバレーボールをしたいものである。日々努力。
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