ビワというと、たいていは 「ビワの実」のほうを想起するのでは?
私も 花の写真を撮りだすまでは 冬にビワの花が咲くことを知りませんでした。
俳句の世界では、「枇杷の花」「枇杷咲く」などの表現は、暦の立冬から大雪の頃(だいたい11/8~12/7くらい)を表す季語とされています。 (はなたま「ビワの花言葉」)
ビワの学名は「Eriobotrya japonica」。
属名の Eriobotrya は、ギリシャ語の“産毛(erion)”と“ブドウ(botrys)”を合わせた造語で、ビワの実が白い軟らかい毛に覆われ、枝先に固まって鈴なりに実る姿が、ブドウのように見えることから付いた名前です。 (はなたま「ビワの花言葉」)
花はたくさんの雄しべが牙のように伸びています。ビワはバラ科で、雄しべの多さは 同じバラ科のサクラに似ています。
雄しべの奥で きらりと光るものが 蜜です。
雄しべの下に 雌しべが5本あるそうですが、 雄しべが邪魔をしてよく判りません。 蜜を吸いに来た虫たちは まず雄しべの花粉を付着させ、すぐその奥の雌しべに触れ(そうしないと 蜜に到達できませんから)、 かなりの確率で 自家受粉しているのではないでしょうか?