アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ビワ - 岡崎平野

2020-01-11 22:38:43 | みんなの花図鑑

ビワというと、たいていは 「ビワの実」のほうを想起するのでは?
私も 花の写真を撮りだすまでは 冬にビワの花が咲くことを知りませんでした。




俳句の世界では、「枇杷の花」「枇杷咲く」などの表現は、暦の立冬から大雪の頃(だいたい11/8~12/7くらい)を表す季語とされています。 (はなたま「ビワの花言葉」)





ビワの学名は「Eriobotrya japonica」。
属名の Eriobotrya は、ギリシャ語の“産毛(erion)”と“ブドウ(botrys)”を合わせた造語で、ビワの実が白い軟らかい毛に覆われ、枝先に固まって鈴なりに実る姿が、ブドウのように見えることから付いた名前です。 (はなたま「ビワの花言葉」)





花はたくさんの雄しべが牙のように伸びています。ビワはバラ科で、雄しべの多さは 同じバラ科のサクラに似ています。
雄しべの奥で きらりと光るものが 蜜です。




雄しべの下に 雌しべが5本あるそうですが、 雄しべが邪魔をしてよく判りません。 蜜を吸いに来た虫たちは まず雄しべの花粉を付着させ、すぐその奥の雌しべに触れ(そうしないと 蜜に到達できませんから)、 かなりの確率で 自家受粉しているのではないでしょうか?



マホニア・ビアリー - 安城デンパーク

2020-01-11 10:59:33 | みんなの花図鑑

これも マホニア属、つまり ヒイラギナンテンの仲間だ。




マホニアというと、 まず マホニア・チャリティーが浮かぶ。次が マホニア・コンフューザで これは ナリヒラヒイラギナンテンという和名がある。 それで、この マホニア・ビアリー はというと、「シナヒイラギナンテン」 とある。




マホニア・ビアリー で検索しても ネットに記事があまりなく、 唯一参考になるものは やはり安城デンパークの この木の写真だった。




シナヒイラギナンテンのほうで検索すると、いくつか参考になる記事が出てくる。
「近縁のヒイラギナンテンに比べて樹形は大振りであり、花の時季にはより見栄えがいいため、日本では広い公園の植栽など使われる。」 (庭木図鑑 植木ペディア > シナヒイラギナンテン)




常緑樹だが寒気に当たると葉が赤くなり、早春には黄色い花とのコントラストが美しい。
秋には黒紫色に熟す。実の表面は白い粉を吹いたようになる。 (同上)


マホニア・チャリティー - 安城デンパーク

2020-01-11 10:32:29 | みんなの花図鑑


「マホニア」と名の付く植物、2題。 まずマホニアと言ったら、「マホニア・チャリティー」。




マホニアというのは属の名前で、和名で ヒイラギナンテンと呼ばれる種類が含まれます。




マホニア・チャリティーは 別名セイヨウヒイラギナンテン(学名 : Mahonia x media ’Charity’)と呼ばれ、
Mahonia japonica(ヒイラギナンテン、中国原産) と Mahonia lomariifolia(台湾原産) と を掛け合わせた雑種です。




ヒイラギナンテンの花期が 3~4月なのに対し、 セイヨウヒイラギナンテンの花期は 冬(11~1月)です。




ヒイラギナンテンに比べ、花数が多く、背丈も高いので、 ここだけ 春が来たようです (´∀`)