アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ソシンロウバイ - 北野廃寺(岡崎市)

2020-01-19 18:01:14 | みんなの花図鑑

ソシンロウバイはロウバイより遅く、明治初期に渡ってきました。 江戸時代のロウバイに比べ、花びらの色が薄く、透き通るような黄色をしています。





開花したときの花では雄しべは花被片に張り付いており、真ん中の柱頭が露出している(雌性期) (植物形態学「ロウバイ[ソシンロウバイ](ロウバイ科)」)




雄しべが立ち上がって柱頭を覆い隠し、葯の外側から花粉が出て来る(雄性期)。 (同上)




さらに、花冠が皿状に開く。(同上)





雄しべの内側がとっくりのようになっていて、そのなかに数個の雌しべがあり、花柱がとっくりの口から外に伸びている。(同上)





乾いたとっくり形の殻の中に、がま口型の果実が数個入っている。(同上)

クチナシ - 岡崎市UT

2020-01-19 09:17:17 | みんなの花図鑑

クチナシは、アカネ科クチナシ属の常緑低木。
野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。 (wiki「クチナシ」)




果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビのこと、ナシ=果実のなる木、よってヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。 (同上)




10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴である。(同上)




また、側面にははっきりした稜が突き出る。(同上)




学名: Gardenia jasminoides
種小名 の jasminoides は 花の「ジャスミンのような」強い芳香を放つことに由来します。
属名(アカネ属)の Gardenia は アメリカの博物学者A.Garden(1730~1792)より。
(注) A.Gardenさん自身は クチナシを見たことも嗅いだこともなかったとか (´v_v`) (学名には物語がある--Gardenia jasminoide