![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/22/7c4848664a6b356e79a2cc661919e6e3.jpg)
カラスウリは 「烏瓜」とも書くけれども、「唐朱瓜」と書くほうが圧倒的に多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/7c/5b932ae85fbfdef3911157e62f882a9a.jpg)
「中国から伝わった朱墨の原料である辰砂(しんしゃ)、その鮮やかな緋色になぞらえてこの名がついた。 」
こういう記事がネットにはあふれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/6e/b75f81eaf56894d2eb4ccbbe7771a218.jpg)
真っ赤な辰砂(しんしゃ)は 一方で水銀の重要な鉱石鉱物で、 古代、 水銀を生産するために 辰砂を求めて唐の時代、買い付けがあったほどです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/de/3bc458af2441a76dd754c6713d52f098.jpg)
「日本には古くから水銀鉱山が多く、歴史のある鉱山は和歌山、奈良および四国などの中央構造線沿いに多い。」(ようこそ、結晶美術館へ > 色彩の博物誌 > 無機顔料 > 辰砂(cinnabar)と朱 (vermilion) )
奈良の大仏の金メッキにも 辰砂が利用されました。 私論ですが、 古代大和政権は奈良県桜井市の市場で、宇陀の水銀鉱山で採った辰砂を 中国に売って、政権運営資金としていたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/f7/2d25a0f992999df57db40cd72445cfa0.jpg)
水銀はかつて 不老長寿の薬と考えられていたというから・・・、 ○○ほど恐ろしいものはない、というお話でした。