アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ツキヌキニンドウ - 安城市SK

2020-01-15 17:26:17 | みんなの花図鑑

集合住宅の1階のフェンスに こんな花が。 スイカズラの赤花だと思うけど、 なんでこんな時期に咲いてるのか ?!




スイカズラの仲間なんだけど、 赤花を区別して ツキヌキニンドウと呼ばれてます。
通常の開花時期は5月から10月頃と長いです。それにしても、 1月にも こんなに咲くのは やはり異常でしょうか??




ツキヌキニンドウの「ツキヌキ(突抜)」とは、 「花序のすぐ下の葉だけは基部が合生して1つの長蛇円形になり、この葉から突き抜けて花序が」出てるように見えることから。(岡山理大 植物雑学辞典「ツキヌキニンドウ」)




また、「ニンドウ(忍冬)」はスイカズラの別名。
「忍冬」とは、「常緑ではあるが、褐色の葉になりながらも冬を耐え忍んで越すことから。」(四季の山野草「ツキヌキニンドウ」)




英名でスイカズラ属の事をハニーサックルと言うので、現地の方では花の形からトランペットハニーサックルとも呼ばれているようです。(花と観葉植物(葉っぱの岬)>花の一覧(ツ)-1>ツキヌキニンドウ )




ツキヌキニンドウの 学名は Lonicera sempervirens、匂いはあまりありません。 ハニーサックルの学名は Lonicera periclymenum、 いい匂いがするので、別名は 匂い忍冬。
ちなみに、 スイカズラ(忍冬)の学名は Lonicera japonica。

イヌツゲ - 安城市SK

2020-01-15 11:28:32 | みんなの花図鑑

イヌツゲですが、 ツゲ科じゃなくて、 モチノキ科なんですって ?!




「モチノキ科なら 実は赤いのでは??」 ここで 謝らなくてはなりません。 イヌツゲだけは 黒い実なんです m(_ _)m




赤い実が多いモチノキ科の中では珍しく、黒い実(写真)をつける。ただし、実の赤いアカミイヌツゲもある。実が熟すのは10~11月ころ。 (庭木図鑑 植木ペディア「イヌツゲ」)




印鑑、櫛、将棋の駒の材料となるツゲ科のツゲ(=ホンツゲ)に似るが、ツゲよりも材が劣るため「下等」という意味の「イヌ」が冠されている。庭木としての利用はイヌツゲが圧倒的に多い。樹皮からは鳥もちを作る。(同上)





イヌツゲは鋸歯が多く、若葉ではその先が棘のようにもなっています。 ツゲ(ホンツゲ)は鋸歯はなく丸くすっきりした感じ。