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ブラシのように咲く樹の花、ちょっと ウワミズザクラみたいでしょう(^^♪
この木は ウワミズザクラとは 名前も科もぜんぜんちがう ハイノキ科の樹なんです。
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場所は 彦左公園(愛知・幸田)の池の畔で、この株のほかにも すぐ横に1本、周囲に最低3本 ハイノキ科らしき花を付ける木があります。
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ハイノキ科ということはOK なのですが、ハイノキ科に、ハイノキとクロバイがあり、両者の区別が付けにくいのです。
「クロバイの名は灰を染色の触媒としたところからの名であり、同属のハイノキにくらべて葉の色が濃く、木全体の感じが暗く見えるからという。」(季節の木「ハイノキ-灰の木」)
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いっぽう、ハイノキのほうは「日本では関東よりも南の地域に自生しています。灰が染料として使われることから、「灰の木」と名付けられました。」(HORTI by Green Snap「ハイノキ(灰の木)とは?」)
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「花は4-5月に咲く。雄しべが花弁より長く突きだしていて、まるで放射状に吹き出しているように見えるが、これがハイノキ科の花の特徴である。」(季節の木「ハイノキ-灰の木」)
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一方、クロバイの花のほうは 「4~5月に白い総状花序を出します。花の大きさは5-10mmで、一つの花序に20個程度付き、ウワミズザクラに似ています。」(季節の木「クロバイ」)
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最初見たとき、ウワミズザクラに似ていると思ったので、この木はやはり クロバイでしょうか (^^ゞ
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葉はこんな集めの硬そうな葉で、明瞭な鋸歯があります。
なお、この木の葉で面白いのは 鋸歯の先端に粒々が付いていることです。(去年もそうでした。)[一枚目の画像を参照]
なお、すぐ横の木は以下のような花を付けます。
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前の花に比べて 花数が少なめです。こういうのが ハイノキか、とも思ったりするのですが・・・
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ハイノキの分布は 近畿以西とのことなので、クロバイのバリエーションと考えてます。
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池の対岸から、2つのハイノキ科の樹を見てみました。
このように 花の色が違います。
そして、さらに、少し離れたところに、もう一本花を咲かせていました。
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この花になると、いっそう花数が少なくなります。
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花期が終わる時期の花なのか、別の種類なのか? 花だけではよく分かりません。
果実が実ったら、区別できるかもしれないので、今年こそ決着をつけてやろうと思ってます。