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さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

実習後 思ったこと

2012年12月10日 08時32分42秒 | Web log
先週の記事は長めの記事が多くて、失礼いたしました。

3週間の実習が終わりまして、その後の一週間は体調が悪かったこともあり
放心状態が続きました。

いろいろ思うことはありますが、実習生である私たちが去った後も、毎日毎日
レジデントさんのお世話をしているケアラーさんたちは、すごいなぁと思います。

あの施設には10年以上も働いている人がたくさんおられます。

私が偉そうなことを言ったとしても、結局3週間限定の話。

切り取られた短い時間の中では見えてこななかったケアラーさんとレジデントさんの
深い絆のようなものもあるでしょうし。施設は家族のようなもの。そう思います。

良いところも、悪いところも全部ひっくるめて、それでもお互い支えあって
助け合って生きている。

金曜日に学校に全員集まり、実習の総まとめのようなものをしました。

ケアラーさんたちへの批判にやや集中し「 お金のためだけに来てるのよ!
「仕事」になっちゃだめなのよ。もっとレジデントさんのために働かないと 」
と批判する人もおりました。

ある意味、もっともだと思います。

でも、毎日毎日レジデントさんのおしりをきれいにするのは、
お食事の介護をするのは、
着替えをしてあげるのは、
シャワーをしてあげるのは、
彼らなんだよなー。

少なくとも私ではない。

そして中には本当に優しいケアラーさんも実際おりましたしね。

ところで。

実習の最終日にあるレジデントさんがお亡くなりになりまして
その日、あるケアラーさんがそのウィング担当だったんですね。
他の人が彼女を見て涙がでてくるほど、号泣していたそうです。

その人は、個人的に「それはないんでないの?」と何度か思わされた人。
ほかの人も彼女のことをあれこれ批判していました。
下痢をしたレジデントさんをほったらかして帰ったのも彼女でした。
彼女にしたら、深い意味はなく自分の就業時間が終わったから帰った
という単純な理由だっただけかもしれません。

号泣したという話を聞いて本当に心無いかどうかなんて、分からないものだなぁ
と思いました。

私が書いてきた記録を通じて、

私がレジデントさんのことを常勤のケアラーさんの誰よりもより深く理解し、
介護したと思い上がっていると思われた人もいらっしゃるかもしれません。

誰よりもとはいいませんが、レジデントさんのことを私なりに多少は
理解できたかなぁと思いました。

でも、結局、実習後、心底疲れ果てて、一週間は何も出来なかった自分自身
について考えると情けないというか、弱いというか、こんなんじゃ
偉そうなことは何一つ言えんよなぁと思うのでした。

(続く)

署名

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