さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

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膵炎と薬

2008年06月04日 14時39分33秒 | 慢性膵炎と日常生活
膵炎って何故健康診断で見つからないの?と思ったことはありませんか。
理由は簡単。
標準的な健康診断には膵臓の検査は含まれていない、から。
姉に「なんで膵臓は検査に入ってないの?」と聞いたところ
「滅多に引っかからないものを、健康診断に入れても意味がない」
とばっさり。

健康診断とはたくさんの人が引っかかるであろう疾患に対して行うものだそうです。
会社で膵臓が引っかかったという人は、
会社の人事が特別オプションを付けてくれた場合。
人間ドッグでは1泊2日レベルでないとアミラーゼは入ってきません。
エコーがあっても検査で見つかるレベルは、ある程度進行してからだし。
膵臓ちゃんはまだまだマイナー臓器なり。


ところで。
慢性膵炎の薬物療法は一般的には次のようになっているそうです。
 
 病態安定時   整腸剤、制酸剤(H2ブロッカー)、消化酵素剤
     ↓
             COMT阻害剤(コスパノン) 
     ↓
 病態不安定時 蛋白分解酵素阻害剤(フオイパン)
     ↓
            鎮痙剤(ブスコパン、コリオパン)
     ↓
 有 痛 時    鎮痛剤(ボルタレン、ペンタゾシン)

個人的には痛い時にはボルタレンでも効かないよっと思います。
となると、次はペンタゾシンになり、この中にソセゴンやペンタジンが含まれます。
ただし、これは鎮痛作用に有効限界があるのと、
中毒性があるのが難点といったところでしょうか。
ペンタゾシンはボルタレンと違い、神経系に作用する薬剤になりますが、
括りとしては非麻薬性鎮痛剤です。
また、レペタンも非麻薬性鎮痛剤になりますが、
こちらはモルヒネより鎮痛効果が長いそうです。


では、痛み止めの強さはどうなっているのかというと。
効力の強さにより3種類にわけられるそうです。

第一段階 ~軽度の強さの痛み~非オピオイド系鎮痛薬
    (アスピリン、ボルタレン、ロキソニン、ナイキサン、カロナール、ロピオン等)

    ↓
第二段階 ~軽度から中等度の強さの痛み~弱オピオイド系鎮痛薬
    (リン酸コデイン、オプソ、MSコンチン、塩酸モルヒネ、アンペック等)

    ↓
第三段階 中等度~高度の強さの痛み~(強オピオイド系鎮痛薬)
    (デュロテップパッチ、フェンタニル、オキシコンチン)


第二段階から麻薬になりますが、この中でも強弱があり、リン酸コデインが一番緩いものになります。
また、ソセゴン、ペンタジン、レペタンは第二段階で使われるようです。
慢性膵炎で使うことが認められているのは、
麻薬のうちコデイン、塩酸モルヒネ、フェンタニルのみ。
急性膵炎になるとまた違うかとは思いますが・・・
これはよくわからないです
詳しい人、お願いします。

ワタクシは急性膵炎の時にフェンタニルを、
現在はリン酸コデインを痛み止めとして使っております。
また、この痛み止めにプラスして
三還系うつ薬、向精神薬、抗不安薬等も補助で使うことがあるようです。
私が処方されたルボックスも、
私を黙らせておくためではなく、痛みの緩和が目的だったのです。(笑)