さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

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四国珍道中

2016年05月04日 23時30分10秒 | おでかけ
1泊2日で四国のお遍路の旅に出かけてました。
今年は60年に1度の丙申の年にあたります。
この年に逆打ち(1番から順番に廻るのではなく、88番から逆に廻る)でお遍路をすると
弘法大師に出会えたという伝説があるらしく、
旅行社はこぞってお遍路ツアーを企画しているようです。

その宣伝にまんまと引っかかった(笑)我が母。
年初めに友達と一緒にお遍路の旅を申し込んでました。

ところが入院&体調不良により、ツアーを2日、欠席する羽目に。
そこで、その抜けた分の穴埋めをするための旅行となりました。

というわけで、同行の私と姉は。
順打ちでもなく、逆打ちでもなく、
すきま打ちwwのお遍路の旅。
でも、折角お遍路に行くのだから、
いずれは私たちも結願しよう!ということで、納経帳を購入することに。
次の閏年までに結願すればいいかな、ぐらいの長期目標です。(笑)

出発の前日、姉は準夜の勤務で、
定時では夜の12時半までの勤務だったのですが
あれこれと色んな事件が起こったらしくて、帰宅は朝の4時半。
たったの2時間睡眠での出発となってしまいました。
そんな人に運転させられるわけがないので
初日は私一人で運転を頑張りましたよ。

最初に行ったのは順打ちだと最後になる、88番札所。
大窪寺です。

GWなので、ものすごい人出だと予想したのですが
両日とも予想外に空いてました。
駐車場も待たず、御朱印に並ぶこともなく、とてもスムーズ。
お遍路さんは定年後の方が多いので、
GWを選択する方は少ないのでしょうね。

初日は第88番から84番までを周りました。
スマホナビを使ってスイスイとドライブ。
85番札所の八栗寺は山上にあるため、
ケーブルカーで参拝するお寺となります。
それまでと同様に、85番札所と打ちこみ車を走らせていると、
次第に山の中に入り込んで、道が狭くなってきました。

お遍路の中には難所もあると書いてあったし
ケーブルカーだから山の上なのかな・・・と
少々不審に思いつつも車を進めてました。
すると、道がどんどん狭くなっていきます。
いくらなんでもおかしくない???と小騒ぎしていたら、
山のてっぺんあたりで
「目的地に到着しました。」
といきなりナビ終了。

えっ???
どーゆーこと???
いくら、まわりを見渡してみてもお寺らしきものはなく、
ケモノ道すらみつかりません。

ご想像がおつきになるかもしれませんが。(笑)
ナビはお寺の麓にあるケーブルカー乗り場ではなく、
山上のお寺の場所近くまで連れていってくれたのです。


お遍路ガイドは一応読んでいたにもかあかわらず、
お寺の中にケーブルカーがあるぐらいに思い込んでました。
ナビにケーブルカー乗り場と入れるべきだったのですね。

はぁー、がっかり。
まっ・・・まあ。
ナビは正しく仕事をしただけでございますわね。
前の札所から15分ぐらいで着くはずなのに
30分と表示された段階で怪しいと思うべきでした。
姉は睡眠不足で朦朧としていたらしく
私の「なんで30分もかかるんやろ。」
のつぶやきをスルーしてしまったそうな。

仕方ないので。
そこから細い道を、結構な速さで滑り落ち降りながら
正しいケーブルカー乗り場を目指しました。
途中で、軽トラを止めて何やら作業しているおじさんに
サルでも発見したような目で見られてしまいましたよ。
ありえない場所から車が出てきたからでしょーね。(爆)

こんな珍道中も私たちならではでしょうか。

84番札所、屋島寺からの景色。
この下が源平合戦の屋島の合戦跡なのだとか。


ここで初日は終了。
88番だけが峠越えのはずが、予定外の山越え。
おかげで初日の走行距離は300キロ近かったです。
アドレナリンが上がっていたのか
疲れを全く感じなかったかわりに
夜は眠剤を普段の倍飲んでも、眠くならなくて困りました。



明けて二日目は文化の日。
睡眠不足の私にかわって、2日目は姉がドライバー。
午後から雨(嵐)の予報だったので、早目に出発。
この日は1番から10番札所の参拝予定です。

9番までは距離も近くてスイスイ。
10番札所は"最初の難所"らしく、
333段の石段があるとのことだったので、
その前に休憩を兼ねて、うどん屋さんでお昼ご飯。
その後10番札所へ。
駐車場に着いてみたらば、
門徒の方々がお接待をされていました。

「上の駐車場までいけますから。
 帰りにお接待を受けてくださいね。」
とのお言葉にありがたく頷いて、上の駐車場へ。
おかげさまで石段をあがらずにすみました。

その後、お接待の会場へ。
座ってお茶をいただいてたら、
デン!とうどんが登場。
「えっ???」
勿論、頼んでいません。
聞かれてもいません。

お接待というものは、断らないのが礼儀だそうです。
で・・・でも、無理ですっ。
狼狽えてるうちに、全員分のうどんが運ばれてきました。
山の幸をてんこ盛りに詰め込んだ、味噌煮込みうどんです。

「残さんと食べてよ。」
と門徒さんはにんまり。

・・・。
ついさっき、ご飯を食べてなかったら。
ありがたいうどんお接待だったことでしょう。

これも修行のうちでしょうか?
スムーズに廻れた行程の最後の最後に、
大きな難関が待ってました。

門徒さんのお気持ちはありがたいことです。
みなさんの御心が、具に詰め込まれてます。

なので、それぞれに善処いたしました。
が、いくらなんでも完食は無理。
ごめんなさいっ
私は膵臓的に具に厳しいものが多かったので、
うどんだけを半分ほどいただきました。

仏さまの前で食べ物を粗末にしたら、
バチがあたりそうですね。
というか。
お詣りを終わらせる前にご飯を食べようとした
私たちの姿勢が間違っていたということでしょうかね。

だけども。
GWだというのに、一度も渋滞に巻き込まれなかったし。
雨の予報だったけど、傘は使わずにすんだし。
暴風警報にもかかわらず、無事に橋は渡れたし。
(後で橋は強風で通行止めに)
何より私の体調は快調そのもので、疲れもなし。
たくさんの「おかげ」をいただけました。

年内に日帰りであと二回程行けたらいいね、
と姉とは話しています。
それもまた、珍道中になることでしょう。

納経帳と1番札所の御朱印です。