今日は母の整形外科受診日でした。
最近は度々、母の付き添いで殿病院に通ってます。
何しろ、血液内科、肝臓内科、糖尿病内科に整形外科。
自分の受診が減ったら、そのかわり付き添いが増えたという。
そんなにこの病院が好きか!?という。
・・・決して、嫌いではありません。
・・・いまだに建物が見えると、"ただいまー"という気分になります。
イカンイカン。
入り口で母を先に降ろしてから、私は駐車場に。
300台ぐらいは収容できるのではと思われるのですが、
9時を過ぎると満車になってしまいます。
特に今日は(今日も?)激混みで、
あと10分遅れていたら駐車場待ちになったかも。
そんなこんなで、車を泊めて院内へ。
総合受付のあたりで立っていたら、
横を見慣れた後ろ姿が通り過ぎました。
・・・主治医様です。
また具合が悪くなって受診したのかと思われたかしら?
いやいや。
あの方はカンがいいので、
今日の私に問題ないことぐらいはお分かりになったことでしょう。
実は、雨と冷えが続いたのがよくなかったのか、
3日ほど前に吐き気で眠れない日がありました。
母と一緒に私も予約外で受診せねばならないのかと考えましたが、
幸いにも、晴れて暖かくなったら体調は戻ったので一安心。
やっぱり冷えは消化器の大敵だなと実感しますね。
整形外科の受診は待ち時間もあまりなく、
到着から1時間ほどですべてが終わりました。
内科もこんな風にスムーズだと助かるのですが。
母が整形で処方されているフォルテオというお薬は
薬価が43,334円
もします。
一か月分の金額なので、二か月の一度の処方だと結構な金額です。
フォルテオは自己注射のお薬でして、
診療明細書によると「自己注射指導管理料」なるものが取られています。
これが770点。
糖尿病のインスリン注射の場合も、この指導管理料が算定されるのでしょう。
管理料には、他にも色々あります
例えば、
特定疾患療養管理料。
これは199床以下の病院でのみ取ることができます。
また、
外来管理加算という項目も同様です。
特定疾患療養管理料はかかりつけ医が治療計画に基づき、
服薬、運動、栄養等の療養上の管理を行った場合に算定できる、ということになってます。
(実際は、受診したら大概が算定されます。)
初診月より後からで、月2回まで算定できます。
(2週間ごとに受診しろと言われるのは、これが関係あるかも。)
診療所では225点、100床未満の病院では147点、
100~200床未満の病院では87点となっています。
慢性疾患の診察では、再診料72点に外来管理加算が52点、これに上述の特定疾患療養管理料がプラスされます。
合計するとクリニックで再診の場合は349点。
(他に地域包括診療加算等が入ることもあります。)
一方、200床以上の病院では、
外来診察料の中にすべてが包括されることになっているので、
慢性疾患であっても、外来診療料の73点のみです。
(処方箋料や検査代金は別)
従って、大病院のほうがクリニックよりも診察代は安くなるのです。
この金額差を考えれば、大病院の3分診察も致し方ありません。
クリニックを受診するように指導するのであれば、
この矛盾をなんとかする必要性を感じます。
もっとも、大病院は外来ではなく、処置、手術をするところ。
外来はクリニックの役目・・・と区分けをしているところなので
大病院の受診を抑制していくためにも
選定療養費を5000円以上に上げたのでしょう。
なお、特定疾患療養管理料は以前「特定疾患療養
指導料」
という名称でした。
「何も指導されていません。」
という苦情に対処するために、名称が変更になったんだとか、なんとか。
保険の点数を金額に換算するには、
3割負担であれば3を掛けると近い数字が出てきます。
ちなみに、メモメモ。
特定疾患療養管理料の対象病名。
・結核
・悪性新生物
・甲状腺障害
・処置後甲状腺機能低下症
・糖尿病
・スフィンゴリピド代謝障害及びその他の脂質蓄積障害
・ムコ脂質症
・リポ蛋白代謝障害及びその他の脂質血症
・リポジストロフィー
・ローノア・ベンソード腺脂肪腫症
・高血圧性疾患
・虚血性心疾患
・不整脈
・心不全
・脳血管疾患
・一過性脳虚血発作及び関連症候群
・単純性慢性気管支炎及び粘液膿性慢性気管支炎
・詳細不明の慢性気管支炎
・その他の慢性閉塞性肺疾患肺気腫
・喘息
・喘息発作重積状態
・気管支拡張症
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・胃炎及び十二指腸炎
・肝疾患(経過が慢性なものに限る)
・慢性ウイルス肝炎
・アルコール性慢性膵炎
・その他の慢性膵炎
・思春期早発症
・性染色体異常
結構たくさんあります。
高血圧や喘息、糖尿病等が含まれるので、
クリニックの場合は対象になる方が多いでしょうね。