ディズニーランドが30周年記念だという。
もう、そんなになったのだなと思う。
初めて行ったのは大学の時、妹と出掛けた。
当時は京葉線がなく、東西線の浦安駅からシャトルバスが出ていた。
アトラクションはどれもすばらしいけど、並ぶ時間の長さには閉口した。
僕自身、ディズニーランドは嫌いではない。どちらかと言えば好きな方だけど、あまり好きではないという人も少なくない。
その理由で最も多いのがやはり、並ぶのがいやだという意見。
その気持ちはよくわかる。
その他、嫌いだという人の意見を集めてみた。
作り物で偽りの世界だから。
所詮、人形や創作の映像であり、よく出来てはいるけど人工的な感じが馴染めない。
独特なルールがある。
スタッフをキャストと呼んだり、作られた空気のようなものに違和感を感じる。
お弁当を持ち込めない。
今はピクニックフィールドがあるけれど、園内では広げられない。
遊園地ではなくテーマパークなので、雰囲気を大切にする考えは理解できるが、飲食の売り上げを考えたことは容易に想像でき、開園当時は抵抗のある人も多かったと聞く。
そう言えば、昔『TVスクランブル』という番組で横山やすしが、このことを批判していた。
服装を断られる場合がある。
以前、雑誌でポロシャツの胸のボタンを開けて入ろうとした女性が、スタッフから断られたという記事を読んだことがある。
前を閉めて入場したらしいが、不愉快だっただろうと思う。
そもそもディズニーのキャラクターをそれほどかわいいと思わない。
米国国内での人気が前提となっており、日本人好みにキャラクターがデザインされているわけではないので、ちょっと馴染めない。
僕はディズニーランドも好きだけど、昔ながらの遊園地にももっと頑張ってほしいと思っている。
首都圏の遊園地も次々に閉園している。
ディズニーランドの一人勝ちは面白くない。
絶叫マシンを売り物にする遊園地、手作り感のあるアトラクション、もっと手軽な料金で遊べる遊園地など、それぞれの特徴を生かして生き延びてほしいと思う。