今日1月17日は義母の命日
この日は20年前、阪神大震災のあった日である。
震災で亡くなられた6000人以上の方々の命日でもある。
20年前、母方の伯父が神戸に住んでいた。伯父のマンションがあったのは長田区だったので、被害が大きかった地域である。
浜松に住む母は、朝から何度も伯父に電話をかけた。なかなか繋がらず、やっと連絡が取れたのは夕方の4時頃だった。
幸い伯父の家族に怪我はなかった。
でも、家具の被害はひどく、テレビなどは壊れてしまったそうである。
当時、スマホなどはなく、仕事中は当然テレビは観られない。僕が被害の大きさを知ったのは夕刊紙である。駅の売店にある新聞の写真で高速道路が倒れている写真が目に止まり、被害の尋常ならざることを知った。
驚天動地の出来事だった。
当時、親戚は神戸の他には川西市にもあったが、その親戚の家族にも怪我はなかった。
帰宅してテレビを付けると、番組は震災一色だ。
驚いたのは、出身の伊丹市の阪急伊丹駅近くの鉄道の高架橋が橋桁から外れて崩れてしまっていたことだ。
伊丹に住んでいた頃は何度となく利用した駅である。
実家に電話をすると、すでに母は伊丹の知り合いにも電話をしており、みんな被害はなかったということだった。
それまで大きな地震というと関東大震災が知識としてあるだけで、僕が生きている間に大震災が起こるなどとは考えなかった。
このあと、防災ということを身近に考えるようになった。
すぐに忘れてしまったけど…
それから19年後の同じ日に義母が息を引き取った。
明日は一周忌の法要を行う。