まあどうにかなるさ

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小田原ういろう

2017-03-11 13:02:12 | 食べ物

ういろうは名古屋だと思っているそこのあなた、そうあなたです。
ういろうの元祖は小田原ういろうだということをご存知でしょうか?

実はういろうとは人の名前なのです。外郎と書く。約600年前、室町時代に明の外交使節をもてなすために将軍に依頼されて考案したのが始まり。ういろうは600年の伝統を持つお菓子なのだ。
外郎家は元々薬の製造販売をしていた。ういろうという名の薬もあり、仁丹と良く似た形状の現在では口中清涼・消臭等に使用されてる。他にも頭痛薬や風邪薬の製造販売を行っているが、対面販売のみで通販などの展開はしていないそうだ。
享保年間歌舞伎役者二代目市川団十郎は持病の咳と痰のために台詞が言えず、舞台に立てないで困っていたが、ある日この薬のういろうのことを知り、この薬で全快した。お礼の意味をこめて団十郎制作による歌舞伎十八番「外郎売」が誕生したのだ。
お菓子のういろうは今では様々な味があるが、元々はサトウキビを原料にした黒糖を使用していた。サトウキビは当時貴族の栄養剤として琉球から輸入されていたもので、薬屋だからこそできたお菓子と言える。
この小田原ういろうを食べると、申し訳ないけど名古屋の青○ういろうは、ういろうではなくてういろうのようなものと言わざるをえない。
スッキリした甘さで口の中に残る感じはなく、素材の食感を程よく残している。
値段も青○ういろうが1本本体350円なのに対し小田原ういろうは600円、少し高いが値段の価値はある味だと思う。
小田原でしか買うことは出来ないが、最近はネットでの購入も可能である。

小田原城近いういろうの店舗 半分は薬局である。

店の外見はこんな感じ

おまけ 小田原と言えばひもの どれも安くて美味しい!
 



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