82年のアルバム『NUDE MAN』に収録されている桑田佳祐の名曲である。
最初、この歌の意味は恋人と折角海に来たのに、雨に降られて、楽しい夏をあきらめるという内容だと思っていた。でも、もっと深い意味がありそうな歌である。
以下、僕なりの歌詞の解釈をしてみる。
彼女と海に来たのはいいが、思いがけない雨でホテルへと駆け込むことになる。
でも、実はこの彼女は彼が本当に好きな女性ではない。
本当に好きな女性と海へ来たかったがそれは叶わず、あまり好きでない女性とのあまり楽しくない夏の海。そして、追い打ちをかけるように急な雨が降ってくる。
ほんとうに好きな彼女の水着を見ることは出来ず、岩影に見えたのは好きな彼女のまぼろし。
好きな女性をあきらめるための夏の時間を別の女と過ごす男の、ある意味身勝手な気持ちを歌った歌ではないかと思う。
意味シンなシャワーのあとに恋人も泣いているという歌詞がある。
連れてこられた彼女は自分が本命でないことに気付いているのではないだろうか。
それでも男の事が好きで、表面上の楽しい時を過ごす健気な彼女だったが、思いがけない雨に降られる。見せかけの彼との楽しい時間もあきらめなくてはならなくなり悲しい気持になる彼女。うらめしげに渚を背中で見ている。でも、正面では一生懸命に作った笑顔を彼に向けているのだろうか。
雨は二人の気持ちを象徴している。
英語の部分は、そんな彼女の心の叫びのように思える。
Darlin' can't you see?
ダーリン、(私の気持ちが)分からないの?
I'll try to make it shine
(あなたの気持ちを)晴れさせてみせるわ。
Darlin' be with me
私と一緒にいて
Let's get to be so fine
(気持ちが)晴れるまで
不明なところは不明でいいのだろうと私は思います。
意味が不明な歌詞は他にいくらでもあります。例えば井上陽水さんとか^^
もちろん不明なところを不明なままでもいいと思います。
僕は不明なところをあれこれ自分なりに推理するのが好きです。
井上陽水は、推理してもその先が難しいです。