あなた以外なら誰でもよかった。
あなたには、となりでほほ笑む私じゃない人がいたから。
それぞれの帰る場所へ当たり前のように帰って行く。
そんな小さな幸せを誰もが大切にしていると思っていた。
でも、戻れない時間に張り裂けそうな気持を抱いたまま、今日も帰らなければいけない場所に帰る人がいる。となりにいる人が本当は違う誰かだと感じながら。
今日もほほ笑むその顔に少しだけ影が忍び込む。
ずっとその影を抱いたまま、君は精一杯の笑顔を作る。
きっと、あの人にもそんな笑顔を見せているの?
本当の笑顔はいつ見せてあげるの?
君よりもっと孤独な人がすぐ近くにいることに気付いてほしい。
君の気持ちを見透かしながら、それでも重い足取りで一緒に歩いてきた人を。
君の横にいるあの人のことを…
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