8月2日号の『週刊新潮』に「熱中症から身を守るのはどっち?」という記事が掲載されていた。記録的な猛暑の続く日本列島。最新の身の処し方を択一式で教えてくれている。
Q1 「水」か「経口補水液」か、あるいは「スポーツドリンク」か?
経口補水液はそもそも脱水症状が起きてから飲むもので、普段から飲むには塩分の摂りすぎになってしまう。スポーツドリンクも同じ。よく、塩分を摂らないと低ナトリウム血症を引き起こすなどと言われるが、実際には20リットルの水を飲まなければ発症しないそうだ。普段から飲むには水で十分。
Q2 「コーヒー」か「緑茶」か「麦茶」か?
では、嗜好品での飲み物はどうだろうか… コーヒーや緑茶には利尿作用があるので麦茶がいい。ウーロン茶や紅茶にも利尿作用はあるそうだ。
Q3 「そうめん」か「冷やし中華」か?
素麺や冷や麦は体を冷やしすぎてしまうのでほぼ常温の冷やし中華の方がいい。具材があるのもよく、素麺や冷や麦は炭水化物のみで栄養が偏るため、脱水状態になりやすい。冷房で体が冷えてしまったときに一番いいのは「おでん」
Q4 効果的なスタミナ食は「鰻」か「焼肉」か?
鰻が通説だが、正解は焼肉。鰻と違って焼肉は自分で焼きながらゆっくり時間をかけて食べるので胃腸への負担が少ないそうだ。
Q5 お酒は「ビール」か「ワイン」か?
真夏の晩酌には「ビール」が美味いが、体を冷やすので常温の赤ワインがお勧めなのだとか。
Q6 就寝中の冷房は「点けっぱなし」か「タイマー」か?
寝る前に25~26度に設定して部屋を冷やしておき、寝るときは27~28度にして2時間ほどのタイマーを設定するのがいい。タイマーが切れると室温が上がり、寝苦しくなるが、扇風機を一晩中回し、気流を作ることで朝まで快適な眠りを継続できるのだそうだ。但し、年寄りは27~28度に設定して一晩中点けっぱなしの方がいい。
Q7 肌着は「綿100%」か「化繊入り」か?
綿は化繊より汗を吸収するが、いつまでもベタベタする。化繊は速乾性があり、気化熱による体温低下が期待でき、それ以上の発汗を防いで脱水を引き起こしにくい効果がある。肌着は化繊入りに軍配が上がるそうだ。
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