今でも、ユーミンを時々聴く。
ユーミンを一番聴いたのは大学のとき。
当時、女心がわからなくて(今でも分からないが)、ユーミンの歌はほんとうに勉強になった。
大学の時に買って聴いたアルバム『PEARL PIERCE』が今でも一番好きなアルバムである。
その中の『真珠のピアス』は特に印象に残っている歌だ。
彼氏に新しい彼女が出来て、別れを予感した今の彼女が、いたずらをして、最後の夜に真珠のピアスの片方を彼のベッドの下に隠す。
新しい彼女ともうすぐ引越しをすることになっている彼氏が、引越しの時に新しい彼女とそのピアスを見つけることを期待して・・・
そんな小さな復讐の気持ちを描いた詩だ。
でも、男はこういう発想は出来ない。
この歌を聴いて、女性はこういう発想をするんだなと思った。
若い頃に聴いた歌は、そのときどきの自分自身の出来事とリンクしていることが多く、歌を聴いた頃の背景の自分と重ね合わせて聴いてしまう。
曲そのものより、人生の節目でその曲が流れていたことが印象に残っている。
草食系ならまだいいけど、そういうのはどうなんだろう…