暖かく晴れ上がった春のスタート。
4月1日、私の体にも始動してもらいましょう。
昨晩の夜更かしにもめげず、彼女の献身的なごく珍しい早起きにも助けられて、
朝食も食べずに皇居へでかけます。
開花宣言は出ましたが、まだ枝先にいくつか花を小さくつけた桜がほとんどで、
花見客もそれほど多くはありません。
今日利用したのは、半蔵門の東京FM地下にあるジョグリス。
ロッカーとシャワーを使うことができてビジターは700円かかるのですが、便利さには変えられません。
昔は駅のトイレで着替えてコインロッカーに荷物をほおり込んでいたことを思い返せば、
段違いの差があります。ラン後の休日の過ごし方にも幅が出ます。
2年ぶりに走る皇居は、驚くばかりに人であふれ、色とりどりのウェアを着た男女がいっぱい回っていました。
昨日代々木公園で3キロほど走り体を慣らしていたのも功を奏し、
彼女とずーっと一緒に2周走ることができました。
春の光を目で追い、カラシナの黄色い花がお堀斜面を彩る様子に歓声を上げつつ、
歩行者にぶつかったり、並走して走路妨害をしないようには気を配ってはおります。
5キロ33分36秒+32分41秒=1時間6分17秒
最後の300m程を、スピードはあげずに、もも上げ走のようなフォームで引き上げ足に意識をやったら、
何とか動くものの、やはりハムと内転筋が固まってスムースではありません。
4週間前の「足を早く引き上げる動き」は、なんとも怖さが先に立ち、それ以上強める気にはなりません。
それでも汗はたっぷりかいて、体の調子は上々です。
ジョグリスでシャワーを浴びた後は、走りながら久々に脳裏に浮かんできた食事の画像を
実物にすべく、朝からお約束のニューオータニに向かいます。
周辺の植え込みは綺麗な彩りになっています。
目指すはオータニのSATSUKI。洋食とパティスリーのレストランです。
私はアメリカンクラブサンドイッチで、彼女はドリアと、休日ランチにふさわしいメニューを選んで、
オプションにサラダを頼みました。
これがだーいヒット。
ガラスの皿に盛られた色が美しいのはバリエーションとともに、
このお野菜の健康さを表しています。
最低限のゆで時間で今日された青菜も、瑞々しさと力強さが同時に口へ流れ込んで、
これほどドレッシングやマヨネーズに太刀打ちできる元気な野菜は滅多にお目にかかったことがありません。
トマトなど、もうフルーツなどとわざわざ形容する必要もないほどに、深い甘みがほのかな酸味に混じってほとばしり、
赤い太陽の輝きを爛漫に謳歌しています。
このサラダ、「極み」と名付けるほどに、シェフが惚れ込んだ生産者限定の野菜が選ばれています。
今日の昼食は、これだけで代々語り継ぐことができるほどに味わい深いものでありました。
また季節の違うときに、別の野菜が並ぶ時をねらってこの店を訪れたいものです。
食後は気持ちよくなって、新宿まで歩いてきました。
体が力を取り戻す、精気に満ち満ちた日曜日です。