日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

フィンランドの家を見る

2016-08-11 20:56:53 | 旅行記
ヘルシンキで一日を過ごせる最終日です。

24番バスで海沿いを北へ20分、橋を渡った半島に
フィンランド各地の古い建物を集めた公開地があります。



スマホで撮影したのがこの一枚なので雰囲気が伝わらないなあ。
200年ほど前の建物もありまして、それぞれに家畜を飼っていたり、
麦を挽いていたりと、
開拓の歴史が語られています。
そうした30近くの建物が、
半島の白樺や松の木に囲まれて佇んでいます。
静かに静かに。
古い建物が、色の落ちた丸太や板でできていることもありますが、
とにかくゆったりと配置しているので、
丘の向こうにまた一軒、そしてまた一軒という具合。
自然にとけ込んでいます。

オープン前の早めに到着した事もあり、
すっかりタイムスリップした気分で、リスと戯れたりしておりました。






この歴史展示を抱いた半島から、2つ橋を渡って
次に訪ねたのが、『アアルト自邸』です。
フィンランドデザインの象徴ともいうべき方の仕事場兼自宅を見学します。
13時からのガイドツアーを待ち、案内を乞いました。





窓を大きく切り取って光を入れ、自然を常に見据えながら仕事を進めたと聞きました。



木の色と黒い家具の配置。
少しだけ鉄の柱を混ぜたり、
思わぬところから引き戸が現れたり。
シックと遊びが混然としています。



アアルトデザインと呼ばれるアールを描いた木の脚を持つ椅子も、この設計図に向かいながら生まれたんですね。




自然と仕事。
クリーン&グリーン。
静かな国の秘める力を垣間見た一日を過ごし、
ホテルに帰って七時過ぎ。



明るいから、走り出すのもご機嫌です。
夕方の散歩やジョギングを楽しむ地元の人たちに混じってトーロ湾を一周。
汗はサウナで流してから、
最後のディナーはホテルのレストランで頂きました。



スターターはサーモンスープ。
メインはそれぞれ



アヒルの煮込みと
チキンバーガーをチョイスしました。



明日の帰国便は17時15分なので、
まだ半日この地に遊ぶことができますが、
買いためたお土産も整理して、今日はゆっくり休むことにいたします。