夜は更けていきます。
すっかり鱈腹になったおなかも、洗い物が済む頃には少し落ち着き、
ディナー以上に盛り上がるケーキタイム。
部屋のあかりを消して、ローソクが金色に輝く下にあらわれた
白く甘い夢。
ことしは、青山のアニバーサリーさんの生クリームケーキを選びました。
ここ数年、気がついた頃には予約終了になっていたものですから、
ことしは11月始めにオーダー完了。
綺麗なクリームの盛りつけと、ベリーが楽しく転がるケーキが我が家にやってくるのを
まさに首を長くして待っていたのでした。
もちろんお味も抜群です。たっぷり空気を含んだスポンジはしっとりしていて、
クリームはミルクのコクを詰め込んで、さわやかな甘さとともに、口いっぱいに広がる夢見心地。
甘さの加減と、脂肪分と、物理的な量がバランスよく収まっているからでしょう。
小振りなベリーは、食べやすさ優先かと思ったら、ちょっと違うかもしれません。
酸味が甘みに勝っているので、いわば和食の山椒的な役割とでも言うのでしょうか、
しっとり夢見心地なケーキ本体を、きりりと締めてくれています。
一切れで我慢できず、ちょっと二切れ目も手を出しておなかは破裂寸前になりました。
食後は、彼女とお母さんと3人でのプレゼント交換会。
お母さんからはとても暖かそうな、色合い抜群のウールソックスをいただきました。
雪の結晶の色が、グリーンマニアの目をひきます。
トナカイがおしりを向けあい振り返っている姿がかわいらしく微笑ましいのもGOODですね。
ネクタイは彼女から。ずっとほしいなとつぶやいていたのを気づいていてくれたのでしょう。
ブラックジャケットの多い私には、選択肢の幅が広がります。
TAKEO KIKUCHIの丹精な作りに、ちょっとポップがいいところ。
この写真では見えませんが、ドットはピンク色で、端からは見えない内側には星形がデザインされているのです。
身に過ぎた幸せをいただいた、2011年12月24日でした。
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