日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

第20回 全日本マスターズ 混成陸上競技選手権の5種競技参加記です 第2競技 やり投げ 37M26 

2009-10-08 00:31:37 | マスターズ陸上(オス)
昨日書いた、一種目目の走り幅跳びの文章。
読み直して十分に落ち込みました。記録のことではなくて、
まあ、自分のことばかり。ブログだから当たり前かもしれませんが、
同年代は3人、他の世代も合わせれば同じ競技を40人で進行していたのに、
調子が悪いと高い壁を築いてしまいます。

同世代で今年がM45最後となる、福知山のA川さん。
ばりばりの関西弁、それもおもろい系イントネーションの関西弁です。
私を始め、いつも誰かに明るく話しかけ、競技なのに緊張した様子も
ありません。ただ、体つきを見ればこの日に備えてかなりのトレーニングを
積んでらっしゃることはよく分かります。
幅跳びの試技前に、
A川さん「これが最終戦や。終わったらワシ、マラソンやるんですわ」
僕「福知山マラソンですか?」
A川さん「おお、よう知っとるね。毎年あれでるんよ」
僕「私も生まれは兵庫ですから」
ちなみに、この大会では昨年もご一緒した、M30のE本さんは三木市からお越しの
中距離を得意とするランナー。この方もいつも関西イントネーションで、
多くの仲間に話しかけてくれます。そして「冬はマラソンです。」といいます。
5種をやろうという方は、価値観の方向性が似ているのかもしれません。
勿論私もそう。30代で始めた運動はまず10キロ走、その後はフルマラソンを22回走り、自慢は東京マラソン3回連続当選です。

もうお一人の同世代、S木さんは名古屋から車でいらっしゃいました。
今年M45に上がったばかりというタイミングも同じなら、
全日本マスターズの走り幅跳びでも決勝で競った相手。ただ、私は申し訳ないことに、
名前は存じ上げていても顔を覚えていませんでした。
ゼッケンで見つけた姿は、サングラスもりりしい大腿二頭筋たくましい、
まさに短距離アスリート。低く落ち着いた声が魅力的で、話していて安心感を
与えてくれます。
ただ、やはり競技指向が私と近いからでしょうか、私の細い感覚からすると、
ライバルとしてやや緊張の幕が張っていたりする感じもします。

そんな感覚を、同世代のお二人に感じつつ、
走り幅跳びを終え、次はやり投げ。
楽しみではありながら、不安も高い競技です。
先週、今日の練習のために参加した東京マスターズ選手権でのやり投げは、
400M走と競技時間が重なり、結局息も上がり足もふらふらしたまま、
一投しかさせてもらえませんでした。
ただ、こちらもイメージトレーニングは、順天堂大の本「勝つための陸上競技」で
できあがっていますし、少なくともターボジャブという、入門用やり投げ器具で
週に一度くらいは、早朝の代々木公園で投げ込んできました。
ステップがうまくリズムを取ることができ、スピードを生かして投げ出しの
姿勢へと持ち込み、腰から背中を弓なりに反らすことができれば、
ヤリは高いスピードで空を切り進むに違いありません。

不安は、助走を無駄にしないステップ。
練習をしていないだけに、本番になると頭が混乱するのです。
今日もその想像通り。練習の一投で、結局踏ん張る姿勢にもちこむことが
できません。
転ぶのがいやだと、アシックスのトレーニングシューズで投げていたら、
A川さんに「ズックで投げンのですか」と声をかけられ、やはりまずいかと思い、
六ミリピンをつけた、中距離用に準備したスパイクに履き替えました。
いよいよやり投げの本番です。
私は20人中、一人目の試技が当たっています。
自信を持てぬまま助走路とトラックの①レーンが交わるところの手前2メートルほどに
下がり、いつもよりはスピードを出して走り出します。
そして、距離測定の支点の丸印を目安にサイドステップに入り、右足を前クロス。
左足でリズムを刻むこと2回。少し姿勢を低くして、右足を踏ん張り、続いて送り出した左足も踏ん張ります。ここまでなんとスムーズなこと。初めての感覚です。
投げ出し姿勢が決まると、腕が外に逃げないようにヤリの穂先を真っ直ぐ前へと意識。
その思念の点線が空に伸びたところで一気にヤリを放ちます。
ああ、気持ちよいスピード。飛んでケー。と思ったら飛びました。
穂先から落下、いつも30メートルちょいに落下しているのと比較すると、
ずいぶん先に伸びていきました。そしてあろうことか、
周りの仲間から拍手が起こったのです!これは、結構飛んだね!というエール。
恥ずかしくも嬉しい、初の体験でした。
そして出た数字が37M26センチ。埼玉マスターズで出していた自己ベストを3m56更新していたのです。

2投目、3投目も悪くはありませんでしたが、最初のようなリズム感と、
踏ん張りへの移行がジャストフィットはせず、この1投目が今回の得点試技となりました。

ここまでの経過

S木さん 幅5m70(746点)ヤリ30m74(410点) 2種目計 1156点
A川さん 幅4m30(394点)ヤリ32m84(447点) 2種目計 841点
ふさおまき幅5m46(682点)ヤリ37m26(526点) 2種目計 1208点

最新の画像もっと見る

コメントを投稿