犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

十三で韓国料理

2016-04-12 23:21:26 | 大阪暮らし

 日曜日の夜、阪急デパートで働く娘が早番で夜7時に勤務が終わるというので、夕食をいっしょに食べることにしました。

「十三で韓国料理店を見つけたんだけど、どう?」

「いいね、韓国料理、久しぶり」

 数日前に十三界隈を散策したとき、数軒の韓国料理屋をチェックしてありました。

 駅からすぐの、わりと大きな焼き肉屋さん。

「サムギョプサルにしよう」

 ここは韓国の店と同じように、キムチと野菜が無料。野菜にはサンチュだけではなくケンニプ(エゴマの葉)もあるのが嬉しい。

「ケンニプ、なつかしいなあ。また韓国に行きたくなった」

 娘は、私の駐在に合わせて5歳のときに来韓。中学1年生が終わるまで韓国に住んでいました。

「今週末、3連休がとれたから、ちょっと行ってこようかな」

「急すぎるんじゃない? チケットがとれるかどうか」

「あとでネットで探してみる」

 一軒目ではサムギョプサルだけ食べ、もう一軒の韓国居酒屋に。

 店の名前は「ケグリ」。青ガエルという意味です。

「そういえば、ケグリの歌っていうのがあったね」

 娘は日本人の生徒のいない韓国幼稚園に2年間通い、たくさんの韓国の童謡を覚えたのですが、その一つです。

「ケグリイッソヨ、パッパパン…」(青カエルがいるよ、パッパパン)

 私もよく覚えていました。

「あの歌、今考えると、変な歌だね」

「うん、ほとんど内容のない歌詞だったね」

 ケグリは、在日の母娘がやっているこぢんまりした店。私の食べたビビンネンミョンの麺が盛岡冷麺風の歯ごたえありすぎの麺だったのがやや残念でしたが、とても居心地のよさそうな店でした。通うことになるかもしれません。

 結局、娘は往復3万円の安売りチケットを予約。韓国にいたときに英語を習っていたアメリカ人が今も韓国在住で、連絡してみたら、「うちに泊まりなさい」といってくれたそうで、1泊2日の韓国旅行を決めたのでした。


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