13日の記事で、三省堂国語辞典の「普通に」の項目を紹介しました。
第6版
ふつう [俗](「-に」の形で) aごく自然に考えて。わりあいに。「-においしい」 b当然(であるかのように)「ぼくも-に独身です」
第7版
ふつう [俗](「-に」の形で) aべつに変なところがなく。とても。「あの人、-に歌うまいよね」「このアイス、わたし的には-においしい」 b当然(であるかのように)。「あんなこと言われたら-におこる」「おれが言ったことを、なに-に忘れてるんだ?」
第6版(2008年発行)と第7版(2014年発行)で、aの語義にやや違いがある。
第6版は「ごく自然に考えて。わりあいに」、第7版は「べつに変なところがなく。とても」
とても微妙な差ですが、この6年の間で、意味がやや変化したのか。それとも、第6版の語義が不適切であったことに気づいたので、修正したのか。
私自身は、この表現を自分の言葉としては使わないので、よくわかりません。
「普通」という言葉は、ふつう、名詞、または副詞として使われます。三国の用例を引けば、
日本に普通の鳥
普通高校
成績は普通だ
普通そう言っています(副詞)
な形容詞(形容動詞)のように、「普通な」とは、ふつう言わないでしょう。
「普通に」という表現も、「普通に生活する」ならば、ふつうに使われる表現として、特に違和感はありません。
「普通に(歌が)うまい」とか、「普通においしい」というふうに、普通に+形容詞が、従来にない新しい用法なのでしょう。
韓国語では、同じ漢字語があって、ポトンと読まれます。副詞として使われることが多いですが、述語を構成するときは、ポトンイダとなり、ポトンハダとは言わないので、形容詞ではなく、名詞。
タイ語では、タマダー。昔、出張者に玉田さんという人がいて「こちらが玉田さんです」と紹介したら、タイ人がどっと沸いたとか。「こちらは普通の人です」みたいに聞こえたのでしょう。
ミャンマー語は…。よくわかりません。
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資本主義の風が広がりながら陰の部分も現われている。別の北朝鮮訪問者B氏は、「平壌など大都市で売春が盛んに行われているという話も聞いた」と耳打ちした。平壌の普通江(ポトンガン)ホテルでは週末に軍将校らがベンツに家族を乗せて訪れ、1人当たり200~300ユーロのコース料理を食べ、免税店で高価な洋酒と女性服をショッピングする姿も目撃されたという。
http://japanese.joins.com/article/166/178166.html?servcode=500§code=500
張成沢粛清前の記事ですから、今はどうかわかりません。