小野寺政調会長の「なぜ学生が103万円まで」発言報道。
小野寺政調会長の発言は正論だし、正直、私も学生さんにはしっかりと学修してほしいと願っている。
しかしながら、「働いたら学修できない」という論法が通ってしまうと、社会人大学生は成立しません。
私は、103万円以上の給与を頂きながら、産能大学を卒業したし、産業能率大学大学院、明星大学大学院、武蔵野大学大学院×2回、放送大学大学院×2回を修了し、放送大学×3回、日本福祉大学、自由が丘産能短大×2回を卒業している。
そりゃ、学生の間、奨学金なり、補助をもらって、仕事をしなくても学費がでるのならうれしいことこの上ないが、そんな、なんでもかんでも学費無料にするなら、消費税をどれほどあげなければならないか?
そんなことを考えながらも、小野寺政調会長の発言を好意的に思ってしまうのは、国民民主党のように財源を度外視して178万円などと言ってないからこそ。愚民でなければ、大型減税するためには、どこかからその財源を引っ張ってこなければならないことはわかるはず。それでなくても、世界水準から見て膨大な国債を減らさなければならない状況にもかかわらず、減税に舵を取る意味がわからない。
103万円の壁を178万円にすれば経済が好転して税収が増えるという説もあるが、恒久的に対応する減税に、不確かな可能性をぶつけるバカはいないだろうに・・・もし、税収が増えなければ、誰が責任をとるのやら?
働くなら働いた分だけ納税する。そんなシンプルな対応ができないから、やれ免除や控除や補助とやらを勘案、労働をセーブすることとなってしまう。誰もが、働けるだけ働く社会を実現するためにも、働くことで損得が発生しない制度改正を考えるべきでは・・・と思ってしまう。
ところで、修士を6つ取られていて、博士には進まれなかったのでしょうか。私は博士にチャレンジしましたが、研究計画にダメ出しをくらったので、感触としては難しそうな気がします。武蔵野大院は3度募集があるので、もう1回チャンスはありますが、1回駄目だったところを再受験する意味はあるのか、そもそも前期高齢者ポスドクにニーズなんてなさそうなので、ここでやめておくか、他の大学に挑むか、選択に悩んでいます。
学位の合計26。もう、十分かな~という気もしております。
私は大学生がアルバイトをしないといけないという現状に警鐘をならしたいですね。国立といえど今の大学の学費は高すぎる。私たちの頃はタダ同然だったので、家が裕福でなければ国立を目指せというコンセンサスがあったと思います。ところが今は国立の学費も高くさらに値上げをしようとする動きもあります。
国立の学費を値上げした理由は、私の記憶が確かなら、私大に近づけるためだったような。いったい何を考えているのでしょうね。
これだけ高くなると、私学との差も縮まった感がありますが、やはり、理系は私学の高さが際立ちます。特に医学部・・・
それなりに、教育にもコストがかかるということなのでしょうね。
>もじさん... への返信
コストの問題については、生涯学習開発財団の援助を受ける方法もあるようです。
放送大博士1期生の神谷光信さんは、この助成金をとって臨まれました。