「みそ煮込みの角丸」は創業大正15年!
桜通線久屋大通駅から5分もかからない場所で営業されています。
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しかし、ここのお店、以前いったような・・・と思ったのもそのはず、なんと、道を挟んで隣にハンバーグの名店「キッチンはせ家」がありました!道理で見たような気がしたわけで。
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というか、つい最近、ひつまぶしを食べた「うなぎのしろむら」と同じ通りにあるではありませんか(赤丸がしろむら)!
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食堂のおばさまからもご推薦いただいたお店なので、是非とも行かねばならないと思っていたお店!店内は老舗のうどん屋って感じ。期待が膨らみます。
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メニューはこちら。「みそ煮込み梅(玉子・かしわ入り)1050円+税」を注文。「ご飯はいりませんか」と女将さんに聞かれたので、一番小さいやつ(100円+税)もお願いしました。
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で、こちらが、名古屋人のソウルフードともいえる「みそ煮込みうどん」!角丸では、みそ煮込みに蓋はしないようですが、グツグツと、鍋が沸騰しています。気を付けないと、火傷してしまいます。
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うどんを見てビックリ!私が食べた「味噌煮込み」史上、最細麺です。本当、細い!でも、食べてみて更にビックリ!名古屋で跋扈する山本屋本店や山本屋総本家の「超芯ありうどん」と違って、食べやすい上に、適度にしっかりとしたコシがあって、非常にうまい!!
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で、こちらが「かしわ」。東京の人にはなじみがないでしょうが、大阪と同じで、一般的に名古屋の人は鶏肉を「かしわ」と呼びます。無論、ブランド鶏の「名古屋コーチン」は、一般の鶏と違うので、あえて「名古屋コーチン」と呼び、「かしわ」とは呼ばない・・・と思っているのですが。自信がありません。
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そして玉子。既に、ご飯をお鍋に投下した後ですね(笑)。
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しいたけも入っています。
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総じて、美味しい!うどんもいいし、かしわもいいし、しいたけも、その他具材すべてがいい。正直、私はうどんが嫌い。食べるのなら「米の飯」が大好きなので、みそ煮込みうどんを食べに行くのは「名古屋人」になるための義務感ともいえるのですが、本当、食べに行ってよかった!という幸福感が全身を包み込みます。いや~こいつは美味い、脱帽です。
このお店に行くに至ったのは、無論、食堂のおばさまのご推薦もあったのですが、以前から名前だけは知っていましたので。そして、訪問する前に、HPで店主の書いた記事を読んで、「このお店は美味しいはず」と確信していました。
以下、そのHPの記事。
うどん屋がうまいうどんを作るために努力するのは当り前です。
誰だって、自分の仕事を一生懸命やらないと、食いっぱぐれてしまいます。
うまいうどんをこしらえるために、粉のいいものを選ぶのは当然です。
水は温度管理して、塩はミネラル分の多いものを使う。
そのほうがうまいうどんができるから、私はそうします。
うどん屋がうまいうどんを作るために努力するのは当り前。
そんな当り前のことを、えらそうに自慢するべきではない、そう考えます。
第一、うどんは大衆食。
気軽に、安く、おなかいっぱい食べられるのがいいところです。
「こだわっ」て、高価な食材をそろえる事ばかりが能ではありません。
例えば、みそ煮込みに入れるかしわに、名古屋コーチンを使うとします。
コーチンでも冷凍は論外、いい味のする新鮮なものはかなり高価なものです。
高価な材料をふんだんに使ってみそ煮込を仕上げる、
それはおいしいかもしれない、しかし、私の作りたいみそ煮込みではありません。
売り値が釣り合わなくなってしまいます。
角丸は高級料亭ではないのです。
それに、高価な材料だけが美味しいわけではありません。
手間を惜しまず、一生懸命探せば、安くても美味しいものはたくさんあります。
例えば、角丸では、朝挽きの新鮮な鶏を使用しています。
ブランド鶏ではありませんが、私が食べて納得するものを使っています。
下手なコーチンよりはいい味です。
海老もそう。
寿司屋で使う、高級海老を仕入れましたが、私は納得できなかった。
仕入れ業者に持ってきてもらった海老は数知れません。
その中から、一番気に入ったものを採用しています。
(かしわも海老も、採算を考えると儲けの薄い商品になってしまいましたが)
ブランドにこだわらない。
あくまで中身勝負で。
安全でおいしいものを、手頃な値段でおなか一杯、食べていただきたい。
そういう意味で、角丸は「こだわりの店」ではありません。
が、当り前のことを当り前にやるうどん屋ではありつづけようと思います。
「みそかつ」を食べ続ける私が、常に思い続ける「どんな料理でも高級食材を使えばそれなりに美味しくなるが、それでは気軽に食べられない」に通じる考え方。本当、店主の思いに共感します。