同じく、連休最後の日に、豊橋・岡崎に行かなかったため、空いた時間で名古屋を回りました。
岡崎では、丼グランプリ金賞受賞の「暴れん坊チキン」でどんぶりを購入し、あと、和菓子の藤見屋で「五万石」というお菓子を買う予定でした。
というのも、ご存知の方もおられると思いますが、『京菓子「八ツ橋」騒動』というのがあって、「井筒八ッ橋本舗」(京都市)が「聖護院八ッ橋総本店」(京都市)を不正競争防止法に基づいて訴訟を京都地方裁判所に起こしました。結局、問題なしということで判決はでたのですが、その際、とあるネットの記事で以下の内容を知りました。
八ッ橋と同系に分類されている菓子のうち、「つくばね」(つくは祢屋・名古屋市)、「五万石」(五万石 藤見屋・岡崎市)などは現在も販売されている。
私は根っからの大阪人と思われていますが、半分は京男の血が入っておりんす。八ッ橋と同系に分類されているお菓子、食べとう思います・・・せやかて、岡崎に行けんかったし、せめて、名古屋の「つくばね」が食べとうて・・・
で、名古屋市にある「つくば祢屋」に行ってきました!
食べたいという思いが先走って、何の考えなしに行ってしまったのですが、こちらのお店はお茶会に出す和菓子が得意のようで・・・
「つくばね」は当日購入できるような、一般的なお菓子ではないようで、予約しなければならないとのこと。「どうしても食べた~い!」と店頭で申し上げたところ、「このお菓子は、お茶会などで出していただくもので、八ッ橋のようにボリボリ食べるようなものではないのですが・・・」と暗に断られているのがわかる応対。それでも、せっかく、貴重な休みの合間を縫って、お店まで来たのだから買わない訳にはいかず「和菓子の味はわかりませんが、どうしても欲しいのです!」と胸を張って申し上げてしまいました。
「(小さいのが)10個入って756円ですが・・・」と、本当に断りたかったような感じでしたが、「結構です。ちょっと食べられればいいので」と言ったところ、三千円以上の和菓子セットに3つ入っているのを薦められました・・・さすがに、単身赴任者一人では食べきれないし、お茶やってないし。昔、ちょっとは立てる練習はしたけど、ものにできなかった・・・
で、7月4日に再度、お店に行って商品を購入させていただけることとなりました。せっかくですので、ういろと和菓子を買って帰りました。
ただ、きっとお店の方も、私には伝統の味(1781年創業)がわからないと思ったのでしょう。なんせ、3つの和菓子「そぶくめ」「上りういろ」「黒ういろ」を出してくださったのに、私は「試食させていただいたういろはどちらですか?」と、両方の種類が出ていたことを味で識別できなかったのですから。最初の試験?で「味音痴」と思われたのかもしれません。
ちなみに・・・「ういろ」ですが、「青柳」「大須」「とらや」「雀おどり」「餅文」等々、名古屋で市販されているういろの著名どころは押さえていると自負しています(味音痴ですが)。しかし、今回購入したういろは972円(税込)と最高値の部類に属します。ただ、本当に巷で気軽に購入できるういろとは一線を画しています。こんなういろもあるんだ!とカルチャーショックを受ける一品です。そう、どちらかというと、山口ういろに近い感じかな(味音痴の戯言ですが)。