毎週、小平中央図書館に行って10冊の本を返却し、10冊の本を借りている。
今日も、自転車に乗って小平中央図書館に。今回、元トヨタの工場長で副社長・相談役まで勤められ大野耐一氏が書かれた「トヨタ生産方式」という本を借りてみた。1978年に書かれた本。大野耐一氏は私が銀行に入行した1990年の5月28日にご逝去されている。一時は私のスマホの待ち受け画面が大野耐一氏であった。
きっと、家の中の本を漁ると、この本は出てくると思うのだが、ついつい、見つけたので借りてしまった。2009年6月に機構の学芸/科学技術研究分野の試験を受験したのだが、その時に書いたレポートが『技術大国日本における「トヨタ生産方式」についての考察』というものだ。
ということで、トヨタ生産方式をテーマに、学士(学芸)が授与さえている。だから、この本も参考文献として手元にあるはずなのだが、図書館で借りた方が、返却期限の2週間以内に読まなければならないというプレッシャーがあるので。
銀行業務にトヨタ生産方式は馴染まないように思えるが、個人的には実直にトヨタ生産方式に基づき業務を遂行している。正直、トヨタ生産方式の導入は難しい。多くの企業がトヨタにまで出向いて教えを乞うているが、定着している企業の方が少ない。私も、産能MBA時代、トヨタの相談役に師事し、名古屋遠征等の経験が無ければ、ここまでトヨタ生産方式に入れ込まなかっただろう。
とはいえ、トヨタ生産方式を理解していない周囲からは、私の業務対応は理解されないし、時には、非難も浴びるのだが・・・