写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

こいの手助け

2020年07月19日 | 散歩で
今日はこいの手助けをした。
良い相手に出会えたのか、それとも出会えなかったの・・・?
昨日も同じ時間、同じ場所で静かに佇んでいた。
気になっていた!
黙って見守るのも一つの選択肢だったが、このままだと駄目になると家内は心配だと言う。
朝食後、佇んでじっとしている場所に出掛ける事にした。
散歩道の直ぐ側には大きな一級河川が流れている。


周りの水田には、その川から引き込む用水路が張り巡らされている。
毎年この時期は産卵の為、用水路に鯉が遡上してくる。
入り込んだ用水路が運悪く干し上がり、残った水溜まりに取り残されたようだ。


覗くと、静かに呼吸はしているが、それ以外の動きは無い!!


用意した2本のタモで挟み込むように差し出すとびっくりして向きを変え飛び跳ねた。
反対側のタモに自分から飛び込んだ。


ゆっくりと引き上げると観念したのか、それとも弱っているのか動かない。
準備してきた水を入れた大きなビニール袋に入れ、発泡スチロールの箱に収めた。


近くの一級河川の元荒川まで運び、放す事にした。
箱をあけるとほとんど動かない!


水辺でビニール袋を開き、川面に向けて降ろすと暫くはじっとしていた。


それからゆっくりと尾びれを動かし、自ら川に向かって泳ぎ静かに潜って行った。


用水路の水が干しあがって、残った水溜まりで命を繋いでいた。
あのまま放置していると、おそらくダメだったと思う。
鯉の手助けをして、命が救えてホッとした。

.風景写真

四季の風景写真