写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

発電機を車内から操り人形のように

2021年11月17日 | 車の快適化

この秋の車旅で発電機を使わなくてもリチュームイオン電池の電力だけで賄える事が分かった。

従来のバッテリーの時に電子レンジを使う時は必ず発電機を稼働させAC100Vを取り出していたが、リチウムイオン電池に交換してからはインバーターでAC100Vが給電できるようになって発電機が要らなくなった。

重くて使わない発電機は不要になり降ろす事にした。

発電機を収めている消音ボックスと車内から細いロープで運転・停止する操り人形の様な仕掛けは、私なりに考えて作り込んだ作品であり、記録としてここに記す事にした。

マニアックな話ですので興味のない方はパスして下さい。

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後方のこのドアの内側に発電機を収納。

少しだけ飛び出している部分は排熱・排気カバーである。

次の写真の四角く囲んでいる所は空冷の排熱口、丸で囲っている所はエンジンの排気口。

発電機がギリギリ収納できる小さなボックスだが、後方に開けた穴から新鮮な空気を取り入れており、扉を閉じたままでも庫内の温度が外気温より少し上がる程度で連続運転が可能。

台所のシンクに使っている人造大理石の端材と内側にタイルカーペットで反響音を抑えた収納庫は消音効果が高く、それとアルミ板製で内側に耐熱吸音材を張り付けた排熱・排気カバーは予想以上に騒音を抑える事が出来た。

発電機左の10リットルのガソリンタンクからホースで発電機の燃料キャップに繋がり、ガソリンが減ればタンク内の気圧が下がり自動的にホースで給油されるようになっている。

タンクはこの様にホースが繋がっている。

ガソリンが減ると車外からタンク内に空気が入るようになっている。

最大の特徴は発電機の運転・停止を車内から細いロープでコントロール出来る事である。

④のチョークを引き、取っ手に引っ掛け⓷の運転スイッチのロープを引き、リコイルスターターを強く引くとエンジンが始動する。

この4本のロープの先は滑車などを通じて発電機に繋がっている。

発電機収納庫内はこの様になっている。

黄色はリコイルスターターのロープで滑車で横向きにして発電機に繋がっている。

赤色は運転・停止のロープで滑車を通して発電機のスイッチに繋がり、運転ロープを引くとレバーが下がりエンジンスイッチが運転に、もう一本の停止ロープを引くとレバーが上がりエンジンが停止。

始動して安定すると④のチョークを引っ掛けた取っ手から外すとバネの力で元に戻る。

これだけでOK!!

止める時は②の停止スイッチロープを引くだけで発電機は止まる。

車内からからくり人形のように細いロープで発電機をコントロールできる仕掛けになっている。

 

今回不要になり降ろす事になったが、長い間よく働いた発電機にご苦労さんと言いたい。

次はこの空間をどの様に活用するか思案中である。

 

 


.風景写真

四季の風景写真