写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

膀胱癌を卒業

2025年02月28日 | 思い出
今から4年3ヶ月前の11月に膀胱癌の手術を受けた。
膀胱癌発見は偶然だった。
その年の秋、北海道で鮭釣りを楽しんでいた時、強い尿意を覚えるも排尿出来なくなった。
その症状は一時的だったが前立腺肥大と自己診断し、車旅から帰宅し病院で診察してもらった。
診断は見込み通り「前立腺肥大ですね!そろそろ手術をした方が良いでしょう」と言われながら膀胱鏡検査を終ろうとした。
その時、私がひと言「排尿する時、稀に痛い時がある」と告げると、「ではもう少し詳しく診てみましょう」と言って検査を続けた。
すると医者が「あっ!」少しして、また「あっ!」、そして次に一言「癌だ!!」と言われた。
画像を見ていた素人の私でも周りと違っているのが分かった。
その場所は3ヶ所あった。
そして生検を行い、結果は浸潤性膀胱癌と診断された。
癌の表面が綺麗なカリフラワー状ではなく、膀胱の粘膜の下に根を張るように広がって転移もしやすい癌だった。
当然だが前立腺肥大手術は後回しにして、先ずは膀胱癌手術を行った。
生まれて初めての入院・全身麻酔・手術を体験したのだった。
術後の経過も順調で、7日の入院で退院した。
そして1ケ月後の12月に前立腺肥大の出術を行った。
前立腺肥大の手術の方が大変だった。
膀胱癌では術後直ぐに自分の病室に戻されたが、前立腺肥大手術では色々な管が繋がれたまま集中治療室に1日留め置かれ、入院も10日間と少し長かった。




そして、退院後は定期的に膀胱鏡の検査を受けることになった。
最初は2カ月毎に受けていた膀胱鏡検査も3ヶ月毎に、4ヶ月毎にと次第に間隔が長くなった。
4ヶ月前の検査時に「次回異常が無いとそれで最後になります」と告げられていた。
そして今日、膀胱鏡検査を受けて来た。
異常の所見は無く、これが最後の膀胱鏡検査になった。
今日はその膀胱癌から卒業出来た記念すべき日となった。
余談だが、その年が明けた2月には両目の白内障手術を行った。
数か月の間に3度の手術を経験した。
でも、今は薬を一切飲むことなくすこぶる元気である。
元気が一番!!と実感している。






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四季の風景写真