写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

2022年春の車旅・11日目(四国八十八ヶ所巡り5日目・結願)

2022年04月25日 | 車旅紀行

昨夜P泊した小松オアシスは、高速道路のSAと一体化した道の駅だった。

ここも温泉施設が直ぐ側にあり、4日連続で温泉探しに苦労しなかった。

今日は残りの札所巡りを行った。

今日最初の札所は、安産の観音様として信仰されている62番・宝寿寺(ほうじゅじ)だった。

次に訪れたのは61番・香園寺(こうおんじ)

最初見た瞬間、改修工事の為、パネルで覆われていると思った。

よく見るとタイル張りの立派な鉄筋コンクリートの建物だった。

ここが本堂の正面

通常は本堂前に燭台と線香立てが別々に置かれているが、ここではそれが一体化して、燭台の周りに線香が立てられるようになっていた。

本堂には横の入り口から、靴を脱いで入る事が出来た。

中には500脚以上は有ると思われる椅子が、整然と並べられていた。

今までのイメージをガラリと変える、モダンで新しいお寺だった。

次は59番・国分寺(こくぶんじ)

優しく微笑んだお地蔵さんが、可愛かった。

身体の健康を念じてさわると治ると言うのは、形を壺に置き換えただけでパクリの様に思えたが、面白かった!?

標高300mの高台からの眺望がすばらしい58番・仙遊寺(せんゆうじ)

境内の藤が見頃だった。

57番・栄福寺(えいふくじ)の入り口

ここは山門が有りませんでした。

56番・泰山寺(たいさんじ)本堂

55番・南光坊(なんこうぼう)山門

普通は正面に仁王像が二体、後側に大きな草鞋が祀られているが、ここでは草鞋ではなく更に二体の像、合計四体の像が祀られていた。

その四体は四天王(多聞天、持国天、広目天、増長天)だった。

最後の札所、54番・延命寺(えんめいじ)の山門から見える本堂。

延命寺が88ヶ所札所遍路の最後となり、結願寺になりました。

私が生まれ育った実家から歩いて行ける所で、小・中学校の通学路の途中に有りました。

下校時に境内で三角野球などで遊んだ思い出の場所でもあります。

ここが結願寺になったことに因縁を感じます。

後は車旅の帰り道、高野山にお参りして締めくくりたいと思っています。

その後、実家に行き久し振りに兄たちと歓談。

一休みした後、兄がお気に入りで週2~3回通っている日帰り温泉に連れて行ってもらった。

夜は3世代同居している兄達の家族と夕食をともにし、しばし時間の経つのを忘れて話し込んだ。

今夜は実家の庭先でP泊。

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年春の車旅・10日目(四国八十八ヶ所巡り4日目)

2022年04月24日 | 車旅紀行

「道の駅・たからだの里さいた」の朝は雨音で目覚めた。

小雨が降り続く一日だった。

今日は66番札所の雲辺寺(うんべんじ)からスタートした。

ここは四国霊場で一番の高所で車だけだと難しいのでロープウェイに乗り参拝した。

ロープウェイに乗客として乗ったのは我々二人だけだった。

参道の脇を埋め尽くす等身大の羅漢像が圧巻だった。

一体一体が個性的な姿で、見ているだけで楽しい。

これだけ並んでいると迫力がある。

案内役のタヌキの置物も、五百羅漢に勝るとも劣らない愛嬌がある。

65番札所の三角寺(さんかくじ)の入り口は石段で始まる。

石段もお寺ごとに個性が有り、歴史もそれぞれである。

往時を偲びながら、石段を踏みしめ登るのも楽しい。

ここの山門は他とは一味違って、鐘楼と一体化された鐘楼門だった。

64番札所の前神寺(まえがみじ)の本堂

小雨降る中、静かに待っていてくれた。

 

63番札所の吉祥寺(きちじょうじ)山門

今日最後の上ったのは60番札所の横峰寺(よこみねじ)

ここは狭い有料道路で登るのだが、道がとても狭くて車のすれ違いが簡単に出来ないので大変と聞いていた。

明日の早朝上る予定でいたが、小雨煙る夕方なら車の上り下りは少ないだろうと、急遽参拝する事にした。

実際に走ると、確かに狭くて曲がりくねってはいるが、思っていたより楽だった。

境内は霧に包まれ幻想的な雰囲気が漂っていた。

身体全体を包み込まれ、厳かな雰囲気だった。

霧に煙る大師堂

足元には数々の草花が咲き、癒される空間を作り上げていた。

私達が最後の参拝者で、帰り道ですれ違う車も無く、すんなりと下山できた。

今日の参拝に変更して大正解だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年春の車旅・9日目(四国八十八ヶ所巡り3日目)

2022年04月23日 | 木工・竹細工

四国八十八ヶ所巡り3日目。

天気予報では曇りのち雨模様だったが、結構良い天気だった。

今日は76番~67番までをランダムに回った。

最初に回ったのはP泊した「道の駅・ふれあいパークみの」から歩いて行ける71番札所だった。

その為、朝食後に車を道の駅に置いてお参りした。

「昇運の石段、540段」と呼ばれている厳しい参道が待ち受けていた。

ここは108段の石段が連続する難所です。

108の数字の持つ意味をかみしめ、煩悩を払いながらひたすら登った。

迎えてくれた山門。

山門は札所ごとに違う顔を見せてくれる。

弘法大師が掘ったとも言われている磨崖仏(まがいぶつ)

往復一時間ほどで無事参拝する事が出来た。

ここは72番札所の曼陀羅時(まんだらじ)の山門

 

手水場に咲いていたテッセンが綺麗だったのでパチリ!!

境内には色々の草花が植えられていて癒される。

また、色々な地蔵が建立されていて、それを見て回るだけでも楽しい。

別の寺院だが、台座に刻まれていたのは「ぽっちゃり地蔵」。

おもわず微笑んでしまった

遍路道ではこの様な休憩所が設けられている。

あるうどん店では歩き遍路さんに、うどん接待をしますと掲げていた。

74番札所の甲山寺(こうやまじ)の小さくてシンプルな山門。

ここは善通寺の境内の一部である。

とてつもなく広い敷地に、色々な建物が並んでいた。

団体で記念写真を撮る場所まで準備されている。

後の立派な建物は本堂ではなく大師堂である。

香炉もこの様になっている。

これが本堂、何もかも造りが大きく立派で圧倒される。

ここは珍しく二つの寺院が同じ敷地内に建立されている。

山門右側が68番札所の神恵院(じんねいん)、左側が69番札所の観音寺(かんのんじ)である。

更に変わっていたのは神恵院で、このコンクリートの建屋が本堂の一部で、入り口の階段を上った先が本堂になっている。

これが本堂である。

庭が綺麗に手入れされていた。

このつつじが満開に咲いた景色を想像しながら写真に収めた。

67番札所の大興寺では本堂の修復工事で、工事用足場などで覆われておりこの場所からのお参りになる。

今日は10の寺院を回る事が出来た。

やはり、うどんは避けて通れない。

今日は76番札所・金倉寺の直ぐ傍に釜揚げうどん「長田 in 香の香」を見つけ入った。

 

店から出て来た人に尋ねると、先代のころは凄く美味く、5本の指に数えられていたそうだ。

ここではトッピング用の揚げ物などは一切ない。

有るのは釜あげ(熱々)と冷やしの二種類だけだった。

ただし、寿司(バラ、のり巻き、いなり)、おにぎり・赤飯・おはぎ、炊き込みご飯が有った。

妻は冷やしの小(1玉)、私は釜あげの中(1.5玉)

それに、おはぎとバラ寿司を頼んだ。

昨日のうどんよりは美味しかった。

今日のお参りを終えて塒に到着。

ここ3日間のP泊地では温泉設備が同じ敷地内か直ぐ近くに有り、探すことなく温泉に入れている。

今日の温泉施設では高齢者(70歳以上)割引が有り、それも嬉しかった。

レストランではアラカルト方式で、沢山の総菜から自分の好きな総菜を選ぶ事が出来る。

しかもテイクアウトも出来る。

入浴後4品ほどを選んで車に持ち帰り、夕食はそれを頂いた。

明日は何処まで回れるかな!?

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年春の車旅・8日目(四国八十八ヶ所巡り2日目)

2022年04月22日 | 車旅紀行

四国八十八ヶ所巡り2日目。

昨日とは打って変わり、良い天気だった。

今日は82番~77番まで回った。

札所には必ず山門が有り、そこには仁王様が睨みを利かせている。

お寺ごとにその表情は色々である。

その先には石畳の参道が多い。

その形は色々だが、ここでは整然と敷き詰められていた。

そして石段が必ずある。

少しの所も有れば、急勾配で長い所もある。

私達と違って、熱心にお経を詠んでいる同行二人。

今日は天気が良く暑かったが、木漏れ日の参道は清々しかった。

お寺ごとに特徴が有り、参拝者がお願いしたくなる工夫?がしてある。

ここでは願掛けを促していた。

また興味を持つよう、国分寺の由来の説明書きが掲げられている。

未熟な私達を導こうと、色々な文言で問いかけている。

札所巡りでの手順は、山門で一礼し手水場で清め、灯明台にローソクを立て、香炉にお線香をあげ、納札箱に納札をいれ、お賽銭をあげ、合掌し読経する。

これを終えてから納経を頂いて、山門で一礼して締めくくる。

本堂と大師堂だけでなく、お詣りするところを色々と設えており、少しばかりのお賽銭でお願いする事が多く、時間もそれなりに掛かる。

ところで今日のお昼もうどんを食べた。

今日は以前食べたセルフの「がもう」で食べた。

トッピングはどれも100円で、自分で乗せる。

妻は小盛(1玉)にキツネとちくわの磯辺あげ、私は中盛(2玉)にキツネとゴボウ天

腰が少し弱かったがそれなりに美味しかった。

今夜の塒は札所に近い道の駅

 

 

 


2022年春の車旅・7日目(四国八十八ヶ所巡り開始)

2022年04月21日 | 車旅紀行

3年前、四国八十八ヶ所の53番札所まで回った所で、急遽引き上げざるを得ない事情が発生し中断したままだった。

今回、その時に回れなかった札所を回る事にした。

前回は1番札所からスタートしたが、今回は88番札所から54番札所に向けて逆打ちで回る事にした。

その88番札所の大窪寺の山門から巡礼スタート

大窪寺の本堂を望むと、思わず気が引き締まった。

本来は最後にお詣りして結願となる場ですが・・・!!

87番札所長尾寺の本堂

神社仏閣に大きな楠が多いが、ここでも見下ろすように立っていた。

86番札所の志度寺

お詣りする人がちらほらと見える中、小雨が降り始めた。

85番札所はケーブルカーに乗ってのお参りである

乗っていたのは妻と私の二人だけだった。

小雨で煙る85番札所八栗寺の本堂

次の札所は綺麗に整備されたドライブウエイを登った先である。

登ると雨と霧で20m先が見えなくなってきた。

霞んだ84番札所の屋島寺山門

大師堂も霞んでいた。

田園風景の隣に佇む83番札所一宮寺も参拝者は我々だけだった。

木の枝にぶら下がっている小さな傘が気になってよく見ると、おみくじだった。

この木にはおみくじの木との立て札が添えられていた。

今日の札所巡りはここまでとした。

話は変わるが、折角うどん県に来たのだからランチは当然うどんである。

85番札所近くで見つけたうどんの看板に引かれて入った。

入ると整備された庭があり、セルフ式のうどん店とは雰囲気が違っていた。

妻は釜玉うどん

私はきつねうどん

値段もそれなりだったので期待して箸を運んだが、特段に美味しいと言う事も無く普通の味だった。

明日はもう少し美味しいお店で食べたいものだ。

明日は天気も良くなり、札所巡りもドライブ気分で回れそうだ!!


.風景写真

四季の風景写真