女子をきわめ、女子の肝心カナメをとく、
田辺せいこ(聖子)女史
と、同時代に
女子を見つめ、
女子のたましい・何たるか をとく、
一人の女流作家がいます。
それは、
「女・観察のエキスパート」のお二人は
昔、
日本一のこてん(古典)、「源氏物語」のほんやくで、 きそいました。(←結果的に)
そして・このたび、
ジャクチョウさんが、
日本一のエッセイ、「枕草子」で
おせいさんに いどんだのです
ずいひつ
宮中女官でも
「紫式部」にくらべ、高慢ちきで・やな女」
と言われた
才女のエッセイは、
好きとキライを ならべ立て、
「いい気なもんだ」と
言われもしました。
でも、千年たち、
田辺さんが
「少納言はね!こういうつもりで書いたのよ」
と
わかりやすく・ストーリーに仕立てたことで、
少ナゴンは、みごとに
めいよ(名誉)を かいふく(回復)したのです
頭が良くて
かんせい(感性)イキイキの 小ナゴンは、
ご主人の「定子中宮」が 大好きでした
「美しく・明るく・はれやかで、
やさしく・思いやりがあり・愚痴らず、
聡明だけど、押し出しつよくない・・etc」
天女だった、定子中宮
かかずに・いられませんでした
その後、実家のぼつらく(没落)で
不幸になった・中宮は
25さいで亡くなります、が
少ナゴンは
あえて・それには
ふれてません。
中宮という女子の、ビシツ(美質)や
宮中のめでたさで、しめくくり、
手向けにしたかった・みたいです
「昔あけぼの」を かきました (傑作です)
一方、
「没落過程」にふれながら、
草子のびがく(美学)を かいてます
が、
同じ心でかいてても、
「少納言・90歳の回顧談」として かいてるために、
かたり口は
たっかん(達観)もあり・ムラもあり、
男女の道にも 「寂聴節」 (やっぱ・おもしろいです)
女の一生そのものに、
しょうてん(焦点)当てた、ストーリー
女心のマスターの、
ふるって・やまない、「健筆」に
よいしれるべく・よみくらべ です!