クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

「名詩の絵本」より~茨木のり子「自分の感受性くらい」

2014-07-14 | 本と雑誌

お友だちのジェマちゃんが、

し(詩)の本を

かしてくれました

004 「名詩の絵本」(川口晴美編)

日本の「近代詩」を

メインに、

有名どころを 

ほぼ・おさえた、

絵入りの ミニ本です

この中で

ジェマちゃんが 好きなのは、

118 「永訣の朝」(by宮沢賢治)や、

405 「レモン哀歌」(高村光太郎)

005 「私を束ねないで」(by新川和江)

etc・・・

100個くらい 入っていると、

どれを チョイスするか

によって、

・読む人の人柄や

・その時々の価値観

が、

なんとなく 反映される ものです

家のチットにも、

「どれが好き?」って

きいてみたところ

 知らない詩も けっこうあるね~。

 あ~、

 これとか良いと思うけど

といって、

「茨木のり子」という

有名女性しじん(詩人)のページを

ゆびさしました

<自分の感受性くらい> by茨木のり子

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

人のせいにはするな

みずから水やリを怠っておいて

 

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのは 

どちらなのか

 

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのは 

わたくし

 

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが 

ひよわな志にすぎなかった

 

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る 

尊厳の放棄

 

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

・・・・・・

003 (・・・す、すみませんでした。。

 

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