クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

禅語の茶掛け「釣月耕雲」

2016-10-09 | アート・文化

 若いころから、シブ好みだった、うちのチットは、

その昔、

かけじく(掛け軸)のみりょく(魅力)に

はまり、

自力で

かけじくを 作っていました

 ちょうど、今の季せつ(節)に、ピッタリのかけじくが あるので、

久々に

出してみることにします 

 (スルスル・・・)


  「釣月耕雲」  (文字は、お母さんがかきました)

 ちょうげつこううん(釣月耕雲) とは、そうとう(曹洞)宗の

開祖、

どうげん(道元)

ことば。(※禅語です)

 

 月が出たら、つりあげて、雲が出たら、たがやして・・

 そんな、のびやかな心もちでいなさい っていう、いみ(意味)

だそうです

 

ほんとうに、

つりあげたくなるような、10月の月・・ 

 たがやさずに いられないような、10月のくも(雲)・・

 

 

うっとりと

空を見つめる・クリンの

はい(背)後で、

チットが

ブツブツ・何かを

言っています。



でも、なんかやっぱ

 久々に広げてみるとさあ・・

 裏打ちが甘かったっていうか、糊がきつかったっていうか、

 ちょっとたわんできてるし、切り継ぎも、がたついてるよね~。

よく見ると、風帯の長さが左右で微妙に違ったりして・・

 当時はがんばったつもりだったけど・・。こうして見ると、

プロの仕事とは

比較にならないひどさだわ・・。

しばらく下げておけば

もうちょっと

ピシッと綺麗になるだろうけど~。

 

お母さんの書も

今の達筆にくらべると

昔は・・」 

 

 「チット のびやかで、おおらかなキモチで 見なさい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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