さいきん、
わが家で ハマったドラマを もうひとつ
BSで いっきょ(一挙)放送していた、「向田邦子ドラマ傑作選」
(※)です。
むこうだくにこ(向田邦子)は、昭和を
代表する
女流作家の ひとりで、
ことに
昭和前半の「家族の日常」を 書かせたら
ピカイチ の うで前
彼女の原作、『思い出トランプ』や『父の詫び状』etc・・
を
久世光彦・えん(演)出で
仕立て直した
ホームドラマは、
昭和を知る者を 切なくさせる
はかないリアリティーが
ただよう
まさに けっさく(傑作)で、
うちは 全部ろくが(録画)して 見ていました
せってい(設定)は 毎回ほぼ・いっしょで、「太平洋戦争」
がはじまる・少し前、
池上本門寺の近くに住む、
女だらけの一家
とう(登)場人物といえば、もとナントカ省役人のお父さん、
お母さん(加藤治子)、
長女(田中裕子)、
そして、
お茶の水のふぞく(付属)学校に通う「天真爛漫」な妹
と
決まっています
見ていると、
その時代の空気や、人々の細やかな
心が
伝わってくる・・
もっといえば、
台所道具ひとつにも 「戦前の日本の暮らし」
を
みつけることができ、
えいぞう(映像)自体が、今となっては、
「貴重な文化遺産」
といえる
ドラマです
だから、クリン、そんなシリーズの中で
これはけっさく(傑作)
と
かんしん(感心)した作品を
ここに 書きのこしておきたい
そう思い、
以下に、
ストーリーが 心にしみた
トップ5
を、あげていきます
1、「あ・うん」
(男同士の固い友情と、そのはざまでゆれる妻・田中裕子・・。こういう人間の絆、昔、そこかしこに 実在してたなあ・・)
2、「空の羊」
(女所帯に舞い込んだ落語家と、彼がときほぐす一家の秘密・・。次女役・戸田菜穂の鮮烈な女っぷりに目が釘付けになります)
3、「華燭」
(家族を捨て若い画家のもとに走った母と、取り残された家族を支えた長女の結婚問題・・。「知恵遅れ」の妹・相良晴子がたくましい姿を見せてくれます)
4、「風立ちぬ」
(長女・田中裕子の夫は、なぜ一家を捨てて蒸発したか?・・その理由は美しい次女・宮沢りえ)
5、「麗子の足」
(二・二六事件に関わる軍医に思いを抱く、いとこ・田中裕子・・。切ない恋とその破綻のラストシーンは、すさまじいものがあります・・)
以上、クリンがえらんだ、「向田邦子ドラマ傑作選」
の、けっさくせん(傑作選)でした
ほかに、
*戦時下の諜報戦を描く「男どき女どき」、
*左翼大学講師の転向の苦悩を描く「終わりのない童話」、
*軍人と婚約してるのに左翼運動家に恋してしまう「女の人差し指」
も、よかったです
小林あせい(亜星)の 音楽も よりそって・・
ノスタルジーを まんきつ(満喫)したい方に、
つよく、
おすすめします