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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

らいふくてい(人形町の来福亭)

2019-04-17 | グルメ

 「作家・向田邦子が通った」という しにせ(老舗喫茶)

の となりに、

 これまた、しにせ(老舗)にしか見えない、洋食屋さん

が 

あります


 「西洋料理 来福亭(らいふくてい)」

って

書いてあります


 

・江戸時代創業の軍鶏鍋店「玉ひで」

・明治時代創業の洋食屋「小春軒」

・大正時代創業の「喫茶去・快生軒」

の ならびにある、

この 西洋料理店・・


今まで、気になりつつ

なんとなく 入れなくて、

一度も 

入ったことなかったけど・・

 

クリンたち、入ってみました 「ガラガラ・・」(引き戸です

 

 お店のこうぞう(構造)は、2かいだて(階建て)ですが、

家ぞくでやってるっぽくて

せまいので、

入り口を入ると すぐ・テーブルです


1フロアーには 相席で、MAX8人くらいが 入れるかな・・

 

 少し、おそばやさんに 似たような造り、ですが、それよりも、

いわゆる

なつかしの「昭和」・・

いや

今はなき、「戦前」の住宅、という おもむき・・

 

(いつからあるんだろう?)と 気になり、

 お店の方に うかがったところ、「創業は

明治37年」

で、

たてものは、「関東大震災」で 一度こわれちゃったけど

その後たて直し

「太平洋戦争の空襲」では

ちょっと こわれたくらいだから、

そのままにしている

そうで・・

 

 (・・・ってことは、大正時代のたてもの


ということになる

わけです。


 なのに・・ これまた・戦前の家っぽく、すみから・すみまで、

ピカピカに 

みがきあげられており

古い 長テーブルの

木目までもが 

せいけつ(清潔)な、空間


「ジャ~・・」と、何かを炒める・いい音が きこえてきて

いやされます


 さて・・、メニューは といえば、オムライス・コロッケ

メンチカツ・ハンバーグ

ハムエッグ・カレーライス

エビフライ・チキンライス

ポークライス・カニヤキメシ

サンドイッチ

・・・

じゅうじつ(充実)していて


 定番の「お新香・味噌汁・御飯

も、

昔ながらの洋食屋らしく、

もちろん どうどう(堂々)の「単品メニュー」

として

存在しています


 クリンたちは、定番の「ハヤシライス」

 「カツレツ」を オーダーしましたが、

ハヤシは 

牛肉がいっぱい入ってて

カツは、さっくり

あがっていました


 つまり、まちがいない「洋食屋さんのお昼ご飯」

いただくことが 

できました


もしかすると・・

現代の、ふくざつ(複雑)な味わいに なれた

日本人にとっては、

シンプルな味に かんじるかも しれません(?)


おしゃべりもなく・・

相席で、

食べたら さっと出ていく、じょうれん(常連)さんの

店というものに、

なれていないと 

ソワソワしちゃうかも しれません・・(?)


 でも・・、これこそが「昔の東京の洋食屋」

であり、

「昔の東京の洋食屋の味」である

クリンたちは、思い知りました


「あおさのみそ汁」を のみながら・・


 「おづやすじろう(小津安二郎)映画みたいな

お店だね~」

って

話しました(さすが、人形町・・)




 

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
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