クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

アルキメデスの大戦・映画感想

2019-08-06 | 映画

 (今日は8月6日・・


 今日から10日間は、せんそう(戦争)のことを 考える 

きかん(期間)・・)


ということで、


 クリンは、しん(親)友・チットと、今、公開中の 

映画を 見に行きました 


 「アルキメデスの大戦」(※)っていう映画です

 「アルキメデスとは、古代ギリシャの

数学者の 

名前ですが、

 映画の主人公が、「100年に一人の天才」といわれた

数学者

なので、

それに ひっかけています


 ぶたい(舞台)は、第二次世界大戦が はじまる前の、

日本海軍・・


 当時、海軍には、2つのはばつ(派閥)

あり、

 1つは、「伝統的な、戦艦を用いての大砲戦

を やりたい、

きゅうへいころう(旧弊固陋)グループ


 もう1つは、「いやいや、これからは空母を建造して、航空機戦争だろ

と 

かんがえる、

せんしんかいかく(先進改革)グループ


 

両者は、予算を めぐって、はげしく 対立していました


「空母と、戦闘機がないと、戦えない」と かんがえる、

山本五十六(いそろく)少将

は、

 対立する・グループが

巨大せんかん(戦艦)「大和」を つくろう

と 

するのを

そし(阻止)するため

 天才数学者を やとって、「戦艦大和の建造費に隠された偽計」を

あばこうとします


 ここで、天才のきらめきを はっき(発揮)して

主人公は、

みごと

ぎけい(相手方の不正見積り)を

しょうめい(証明)する

のですが・・・


 主人公の 天才数学者を えんじたのは、

若手はいゆう(俳優)の

すだ・まさき(菅田将暉)さんで、


クリンたちも びっくりするほど

すごい・えんぎ(演技)で

天才数学者に

なりきっていました


 ・・・実は、この主人公は、実在の人物では ないのですが、

「その世代の真摯さや熱さを凝縮した」

という、

原作者の

ねらい通りの 人物を、

すださんは、えん(演)じあげていた

と 

思います


 また・・、わき(脇)を 

かためた

はいゆう(俳優)さんの えんぎ(演技)も

すばらしく


こちらは

実在の人物も 多かったので、


「史実とフィクションの 境界を見極めよう


うちの歴女・チットは

ちょう・しんけん(超真剣)に、見ていました


 せんかん・やまと(戦艦大和)

史実通り、1945年4月、

アメリカ軍き(機)による もうこうげき(猛攻撃)を

うけて、

海底に しずみます・・


 と、いうことは、けっきょく(結局)・・


天才数学者が

ぎけい(偽計)を あばいても、

ヤマトは つくられてしまった


ということを いみ(意味)し、、


「なぜ、そうなってしまったのか


それが、

このストーリーの、かく(核)となる 部分です


 (ここから、ネタバレしますので、

観ようかなと思っている方は、ご遠慮ください



 美しくて、りっぱ(立派)で、おおしい(雄々しい)

巨大せんかん(戦艦)が

つくられてしまうと、

「(勝てない戦争に)勝てる」

かんちがいした

日本人が、

戦い抜こうと してしまう・・


それを おそれた 

山本五十六と、

 あえて、そういう「ヤマト民族の依り代」のような

せんかん(戦艦)を つくり、

それでも

てき(敵)にやられて 海に沈む

げんじつ(現実)を

つきつけることにより、

「負け方を知らない日本人を 目ざめさせよう

とする、

大和せっけい(設計)者の「平山忠道・中将・・


 そのたたかいの 中心で、

「数学で、戦争を止めよう

いきごむ

若き・天才数学者、

かいただし(櫂直)・・


「数字はうそをつかない。数字は正義。」を、

しんじょう(信条)とする、

主人公の

かいただしは、

自分ほどの天才の

数学的けつろん(結論)を もってしても、

じたい(事態)は 

うごかず、

割り切れない世界が あるのだ・・


ということを

知るのでした。。


 ものすごく・いろいろなことを 考えさせられる、

深くて、

せつない

かさく(佳作)です


もし・よろしければ、

ごらんになってみて ください




コメント (4)
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